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Archive for 7月 11th, 2012

保育のヒントを紙芝居で

11 7月

 難しいシチェーション
  今日は大野公民館で、保育に関する講座の日だだ。私達夫婦は招かれてここで紙芝居や手遊び歌を演ずることになった。講座に参加しているのは、0歳~2歳ぐらいまでの幼児とその母親、そして、保育の関係者であった。

  素人の私にとっては、今日の参加者は的の絞り難い組み合わせだ。子ども達はあまりにも幼く、私達が得意にしているストーリーのある紙芝居はできない。そこで、幼児相手に、先ず手遊び歌を3曲、私のギターの伴奏で家内が演じ、その後、「かくれんぼ」と題するオリジナル紙芝居を演じた。多少は手応えがあった。

手遊び歌を演ずる私達。楽しかった。

 紙芝居の後、手遊び歌を一曲挟んで今日初披露の保育紙芝居『ことばのちから』を演じた。団扇の表裏に、「叱るママ」と「誉めるママ」の絵を描き、これを使って家内に演じてもらった。私も「パパ」と「祖父」の絵を描いた団扇を持って応じた。今回の保育紙芝居『ことばのちから』で言いたかったことは、おおむね次のようなことだった。

                     『ことばのちから』
 1.言葉の力
  ・言葉は、時には勇気を与えるが、時には、凶器となり命を奪うこともある。

2.コミュニケージョン
 ・コミュニケーションとは、「言いっぱなし」ではなく、お互いに、想いを伝え合うことである。

3.おかたづけ
 ・同じ場面でも、言葉遣いでずい分変わるので、頭越しに叱らない。言い方を工夫する。

紙芝居の最中に、小さな女の子が寄ってきた。興味があったのだろうか。

4.テレビとの付き合い
 ・食事時、家庭が大切だと思うなら、テレビを切り、家族の会話を大切にしたい。
 ・見たいテレビを大人は我慢するのではなく、録画しておいて後から見ればよい。

5.子どもの好き嫌い
 ・子どもは、親の影響を受けて苦手になったり、好きになったりする場合が多いものだ。
  ・子どもが夢を持つことを望むならば、その前に、どんなに小さくても、保護者が夢をもつことが大切ではないか。

6.マナー
 ・駄目なことは駄目だと、はっきり言い聞かせることが大切である。
 ・叱るのは、子どもを一人前の人間にするためである。

7.子どものやる気
 ・ 子どものやる気を奪うのは親である場合が少なくない。
 ・子育てに必要なことは、忍耐力と待つことではないか。
 ・少しでも、上手にできれば、その行為を認めてやることが必要である。

紙芝居に見入ってくれた子ども達とそのお母さん達。

8.生活のリズム
  ・寝る時間がまちまちだと、起きる時間も当然そのようになる。
 ・親の生活に合わせていると、子どもは夜型になってしまい、翌朝に影響を及ぼす。
 ・幼児期から「生活のリズム」を確立したいものだ。

9.本に親しむ
 ・読書は、学業はもとより、将来、あらゆる場面で大きな力になる。
 ・読書の出発点は、幼児期の保護者による「本の読み聞かせ」ではないか。
 ・親子のふれあい、家族とのふれあいのためにも、先ずは「読み聞かせ」を始めることを勧めたい。

10.おしまい
 ・母親も輝いてほしい。そのためにも、気分転換が必要。

 以上のようなことを、紙芝居にて演じ、コメントした。その後、保護者から、質問や意見を述べてもらい、自分なりに答えさせてもらった。紙芝居を見て、何か一つでも、持って帰ってもらえればと思う。

 終わった後、保護者が寄ってきて家庭の悩みを打ち明けてくれた。子どもの両親、祖父母が心を一つにしての子育てに当たらなければ効果は出ないだろうが、なかなか難しいことだ。

「叱るママ」の顔を描いた団扇を持ってセリフを語る家内。これも私達の工夫。

(日記 午前中、子育てマイスターとして、大野公民館で手遊び歌や紙芝居を演じながら、保育に関する想いを伝えた。外食して帰宅。午後は、『かたせ瓦版』づくり。夜は和太鼓の練習日だが、瓦版づくりで出られなかった。完成したのは午後10時前だった。充実した一日だった。)

 
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