「言葉の力」を信じたい
政治に関心を持っている若者はどれだけいるであろうか。自分の地域に関心を持っている人はどれだけいるであろうか。関心を持たなくても、よいような仕組みができあがっているのかもしれない。
大人社会は、ゲームや刺激的な図書類で子ども達の関心を引こうとしている。最近制作される映画などを見ていると、ありもしない架空の世界を題材にしていたり、過激な戦いをテーマにしているものが少なくない。
非日常的な世界でしか、楽しめないかのような状況が展開されている。そして、その裏でしっかりと利益を上げている集団がある。その結果、架空の世界と現実の世界が混ざり合ったような状況が見られる。アニメの世界がそのまま現実のファッションになったりしている。
様々な事件を見ていると、人の命も、ゲームの世界に登場するキャラクターの命と同様に軽くなっているように思われる。現実の世界には、架空の世界では味わえない大きな喜びがあることを知ってほしい。
子ども達の日常生活はかなり多忙である。学習塾、ピアノや水泳などの習い事、野球やバレーなどのスポーツ少年団活動……と、毎日忙しそうである。そうなると、すきまの時間は、暇つぶし的に、漫画やテレビやゲームに費やすことになる。
それで一体全体、何に関心を持つことになるのだろうか。漫画や映画やゲームは、成長するに従ってドンドン刺激的なものを求めるようになっていく。逆に、政治に関心を持つ者はドンドン少なくなっていくだろう。
今日も、国会答弁を聞きながら、保育紙芝居の絵を描いていた。そして、この頃つくづく思うことは、やはり政治の世界は、我々が見聞きする表の世界と、別次元での裏の政治の世界があるように思えてならない。
そして、この世の中には「シロアリ族」がうようよしているように思えてならない。口では、国民のため、国家のためと言いながら、裏ではシロアリのごとく金(税金)に群がる多数の人間がうごめいているように思えてならない。
今こそ、政治の世界に目を背けず、政治家の皆さんが自分たちの将来をどう導こうとしているのかに注目しなければならない時期だと思う。私は「言葉の力」の大きさを感じているが、最近政治家や専門家と言われる人達の言葉がドンドン軽くなっていくようで悲しい。
(日記 朝から晩までほとんど休まず紙芝居の絵を描いた。パソコンを使っているために、キーボードを押す指が限界になってきた。それでも、一枚一枚完成すると嬉しい。今日中に完成させなければならない。またまた、一日足りなくなってきた。午後7時半よりオカリナ教室。来月の出番に向けての練習。オカリナは脳の活性化には効果のありそうな楽器だ。続けたいものだ。)