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Archive for 10月 27th, 2011

法人の里芋畑で集団作業

27 10月

里芋畑はコミュニケーションの場
   一昨日、「里芋の収穫に出てもらえんやろか」と「農事組合法人かたせ」の理事長のNさんから電話がかかってきたので承諾した。そして、今日がその里芋収穫の日だ。

   午前8時に法人の農舎前へ集合。男女合わせて15人が集まった。作業は午前中だけ。先ず、畝の両端8株ぐらいはスコップで里芋を掘り起こした。

法人の畑で里芋の収穫。腰が痛い作業ではあるが、作業中の会話は楽しい。

  トラクターの後ろに里芋を掘り取る機械を取り付けて作業をするのだが、機械がターンするための場所が畝の両端にほしいのだ。機械を使うと、里芋を掘り起こすスピードは人力の比ではない。

   しかし、掘り起こした里芋の株から手で小芋をばらす作業は腰が痛くなる。作業は午前中だけなのでまだ我慢が出来る。腰はたしかに痛くなるが、たくさんの人が集まって作業をするのは楽しい。

   車社会になり、これまで個人で農作業をしていたが、法人が作る里芋畑の作業は、多くの人が関わるので、作業をしながら、いろんなことを話すことが出来る。現在の村の様子から昔の村の出来事まで話題は尽きない。

   この共同作業に出るようになってから、村の人達と話すことがとても多くなった。また、郷土芸能『片瀬豊年ばやし』の練習でもよく話すようになった。この郷土芸能には新しく村へ引っ越して来た人も参加している。それまでは名前さえもよく知らなかった人が、今では元々村に住んでいたかのように地域に溶け込んでいる。

里芋を株ごとに掘り取るトラクター。小芋を親芋から外すのは手作業。

 後継者不足のために法人化した今の農業形態は、共同作業が多く、区民がコミュニケーションを図る機会が多くなった。個人的に畝を借りる場合にも、場所が特定されているために自分の畝で作業をしていると、他の人たちも近くで作業をしている場合が多く、ここでも、交流が深まっている。

 私にとっては、共同作業は楽しい。この形をこれからも残していくためには、区民の協力が不可欠だ。時々、無責任な発言をする人もいないではない。後継者不足を頭に置けば、この法人を壊してはいけないと思う。

(日記 午前中、里芋掘り取り作業。腰が痛くいなったが、いろんな人と話すことが出来てよかった。共同作業は時間を忘れる。午後、日曜日に行われる「平泉寺公民館祭」に使うDVDの編集作業。途中で、土曜日に行われる「子育て支援センターまつり」の演目を家内と二人で練習した。夜は、二人で、紙芝居の練習もした。)