里芋はわが村の特産物
週末にお寺へ供出するための里芋掘りを行った。村内の檀家は、毎年肥料袋(20kg入り)に一杯ずつ里芋を寺に納めることにしている。それが今週末なので、晴れているうちにと思って今日里芋掘りを行った。
昨年まで、我が家は里芋を作ってこなかったので、代わりにお金で済ませていたのだ。今年は、堂々と自分で作った里芋を納めることができる。よかったと思っている。親がなくなってから初めてのことである。
また、今年私が里芋作りを始めたのは、『芋と生姜と旨い米』が我が村の特産物であることと、個人的には、これらの作物を多くの人に知っていただき、できれば村の活性化につながればと思うからである。
私は、自称『農事組合法人かたせ』の宣伝部長であると思っている。今後、新作郷土芸能『片瀬豊年ばやし』を通して、これらの作物を宣伝したいと思っている。この『片瀬豊年ばやし』は、法人のコマーシャルソングであり、地域の活性化を担った郷土芸能であるともいえる。
今日は、お寺への供出分、友達に送る分、そして自家用の分の里芋を掘り取った。今年は思う存分里芋を食べることができる。ありがたいことだ。
普通、里芋は、中心にある親芋は食べないで、その小芋を収穫して食べるのである。親芋を食べるのは、「八つ頭」である。この芋は、小芋がほとんどできないのである。そう親からも教わってきたのだある。
収穫を終えた里芋畑を見ると、親芋が捨ててあるのである。私は、“もったいない世代”である。私は、親芋を持ち帰って家内に煮てもらって食べた。ところがとても美味しいのである。親芋を食べる「八つ頭」に決して負けない味である。
みんな、先祖から教わったとおりに、親芋を食べないだけではなかろうか。誰に聞いても食べないという。家内の実家に聞いてもそうである。今日も、その親芋を食べてみた。美味しくて、お替りしたくなる味だった。
(日記 午前中、幼児のための紙芝居作り。午後は、先ず里芋ほり。続いて、トマト畑の後始末をして“勝山水菜”を植える場所を作った。苗は、村のNさんからいただくことになっている。法人から借りた畝の「にんにく」は順調に育ち、青々とした芽を出していた。)