定員オーバーの人気講座
約一月ほど前のことだろうか、福井聞を読んでいたら、「山菜研修会」の案内が出ていた。主催は、福井県総合グリーンセンターで、嶺北と嶺南の2会場で開催されるということだった。
県の仕事が始まる8時半頃に電話をかけたが話し中だった。何度か電話をしているうちにようやくつながった。そして、電話で、住所・氏名・年齢・連絡先などが聞かれ、「知っている山菜にはどんなものがありますか」との質問まであった。
とにかく、申し込むことができた。初日は今日で座学が中心、次回は来月で旧和泉村で実習があり、山菜の調理実習まであるとのことだった。
今日、行ってみてわかったことだが、私は定員30名中の26番目野申し込みだった。今日の座学は大きな部屋で行ったので、定員をはるかに超える人数が参加を許されたが、次回の実習は定員通りだという。
参加者の年齢層は、60歳代が80%、50歳代10%、50歳未満と70歳代が10%とのことだった。夫婦で参加している人が何組もあった。
人気がある講座だと思った。午前中は、「山歩きについて」と「山菜の基礎知識」についての講座があり、昼食をはさんで、午後は、「山菜の栽培方法」の講座があり、現物の山菜を見ながら、「その見分け方」についての話があった。
いずれも興味深いものであった。しかし、話を聞いていると、食べられるものと猛毒のものがよく似ている山菜も少なくなかった。うかつには手を出せない。
「えっ!こんな山菜が食べられるのか」と思うものもいくつかあった。私は、毎年、ワラビとタラの芽とふきだけは欠かさず採集に山へ出かけていた。
しかし、最近は熊が出没することもあって、年に2度ぐらいしか出かけられなかった。今日の講座のおかげで、少し山菜のレパートリーが増えたように思う。
昼食時や実習時には、参加者の皆さんと話したり、講師の先生方からいろんな話を聞くことができた。おそらく、次回の山での実習や調理の時間にはもっと親しくなれるのではなかろうか。
帰りに、ウドとワサビの苗をいただいた。自宅の庭のどこかへ植えたいと思う。うまく育てるには、堆肥などの有機肥料が決め手になるということも学んだ。早速、庭のどこかにウドを、プランターでワサビ(葉を食べる)を育てようと思う。
今年も、ワラビとタラの芽、フキ採りには行きたいものだ。すでに、今年も、ふきのとうは何度か食べた。今日の講座で、熊や蜂に対する対応も聞いたが、やはり怖い。今日の夕食に、偶然にも冷凍してあった山のフキの佃煮が出た。家内と二人で採った頃のことを思い出す。
(日記:午前9時に家を出て、福井県総合グリーンセンターへ出かけ、「山菜研修会」に参加した。今日は座学中心だが、楽しかった。来月の旧和泉村での実習が楽しみだ。予定の午後4時より少し早く研修会が終わった。帰宅してから、オカリナ教室のために編曲を行った。)