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Archive for 12月 7th, 2010

原点に返って再出発

07 12月
子供太鼓ができないか
   そ「小学校低学年の子供でも太鼓をたたけるのだろうか?」 今から20数年前、私は子供あっちが曲太鼓を打てるのだろうかと、小学校2年生の長女と幼稚園児の長男に和太鼓を教えてみた。

  その結果、教えようによっては、予想以上に子供達は太鼓を打つことができるとわかった。そこで、近所の子供も集めて和太鼓を始めることになった。

自宅で練習する長男(左)と本を読んでいる次女(中)。二人とも高校では和太鼓活に取り組む。

  ちょうどその頃、越前大仏の建立が決まった。当時、私の地区の多くの人たちは門前町への出店を考えていたようである。私は、子供達に何か郷土芸能が作れないかと考え、和太鼓集団『越前勝山春駒太鼓』を創設した。

  創設したと言っても、和太鼓は高価で簡単に手に入れることができなかった。グループ創設の頃は大野市の『奥越太鼓ジュニアサークル』の指導者だったKさんに太鼓をお借りすることにした。

  普段の練習は、自動車のタイヤに台をつけて我が家や集会所で練習を行った。当時出場した『県下曲太鼓競技会』では子供の部で3年連続優勝したこともあって、子供太鼓は評判となり、市内外での出番が多くなった。

創立50周年記念のアトラクションで和太鼓を演奏する子供達

 その後子供達が高校生になったのを機会に、高校でも和太鼓を始めた。それと同時に、市外の高校や盲学校、福祉施設、市内の子供達にも和太鼓の楽しさを教えてきた。今も、いくつかのグループが私の作った曲を演奏してくれている。

  そして、20年以上が過ぎた。ここしばらくは、高校のOGと一緒に和太鼓を練習してきたが、やはり原点に返って子供太鼓を再開してみたいと思っている。

 

5つある締太鼓にはブルーのカバー、5つある長胴太鼓にはオレンジのカバーを掛けた。大太鼓にもカバーがある。

再出発に備えて

  新年度からの再出発に備えて、今日は終日、家内の助けを借りて和太鼓の防音カバーを作った。和太鼓というと、その音の大きさのために、練習には神経を使う。

  騒音に、無神経な指導者も少なくないようだが、部外者にはあれほどうるさい楽器はないだろう。特に、練習中の音の大きさは、周囲のものには公害と言われても仕方がない。

  私の考えた騒音カバーの中には、絨毯が2層、そしてウレタンが1層の3重が入っている。バチでたたくと、太鼓のように多少の弾力があり、音量は3分の1以下だと思う。私のスタジオで叩いても近所迷惑にはならないだろう。

全国大会で演奏する子供達

  和太鼓の練習を通して、子供達に太鼓の楽しさ、チームワークの心地よさ、礼儀作法、思いやり、表現の楽しさ、創造力などを教えることができたらと思っている。希望者が集まるかどうかはわからないが、準備だけはしている。

  現在は、北部中学校の選択音楽で和太鼓を教え、アメリカ人4人に和太鼓を教えているが、いずれも、継続できないのは寂しい。今年の夏も、せっかく教えたアメリカ人達が帰国してしまった。今いる連中もたぶん2,3年後には全員帰国してしまうのではなかろうか。

勝山市の代表として朝倉遺跡に出演した子供達

(日記:事務所で家内と一緒に、和太鼓の防音カバーづくり。朝から午後7時頃まで作業をしていたので外食にした。)

 
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