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統廃合は子供の視点で

12 9月

いろんな人から意見を求められる
  今、勝山市では中学校の統廃合問題が関心を集めている。3月まで教育委員会に務めていたために、いろんな方々からこの問題について意見を求められる。自分としての意見はあるが、ただこの問題を考える全ての人にお願いしたいことがある。

  子供の視点で、純粋に教育という観点で問題にしてほしい。そのためにも、単に統廃合かどうかを問題にするだけではなく、統合した場合にはどのように変わるのか。現行のままで中学校を存続させるとの違い、すなわちメリット・デメリットを示して市民が考える材料を提示してほしい。  

  「5年後に2中学校を廃校とし、1校に統合するのか?」、「それとも、ここ当分の間は3中学校を存続するのか?」、「それとも2校に統合するのか?」、「もう少し先送りするのか?」

  いろんな場合が考えられる。登下校の問題にしても単純ではない。特にスクールバスによる下校の場合は、下校のために何便のバスを用意するのか?昨日の新聞には、「1中学校に統合された場合には、58人から38人に減るという。」

  もしそうだとすれば、同じ生徒数を3校に分散して(現行のまま)58人の教員で指導するのと、1中学校に集めて38人の教員で指導するのでは、何がどう変わるのか?メリット・デメリットを現場の教職員が保護者に知らせる責務があるのではないのか?

  郵政民営化を「賛成するのか?」、「反対するのか?」といった単純な政治問題とし、十分な議論のないまま、選挙に突入し「賛成派」が多数を占めて、自民党が圧勝した。しかし、その後、郵政では何が起こったのか、その他の問題では何が起こったのか?

  行政側も、学校側も、保護者や子供を含む地域住民が判断できる情報を提示して進めてほしいと切に願う。郵政の二の舞になるような、短絡的な設問ではなしに、「教育は国家百年の大計」という言葉をかみしめて、この問題を進めてほしいと願う。

(日記:午前中、数学ホームページ研究。昼近くに、大根を植える畑の3分の1に種を播いた。8月中に種を播くと早く成長するので今日種を播いた。後2回に分けて種を播きたい。そして、すぐり菜をお浸しにしたり、アゲといっしょに味噌煮にしたり、選った大根を漬け物にしたりして食べるのは美味しい。午後、家内の入院している医大へ出かけた。家内は歩行練習をしていた。また、2人で気ままな旅をしたいものだ。朝・昼・夜、3食とも自分で作って食べた。)

 
 

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