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Archive for 9月 24th, 2010

歌の力

24 9月

矢戸口ええとこ音頭
  私は、いくつか、自己流で地域の民謡を作ってきた。そうしたことを知っておられる方も市内には少なくない。昨年のいつごろだったでしょうか、鹿谷町矢戸口の田部さんが、歌詞を持って訪ねて来られた。

「民謡を作りたいんですが、曲を付けてもらえませんでしょうか」
ということだった。私は、頼まれたことは心易く引き受けることにしている。自分のできることなら断ったことがない。

 いつまでという期限がなかったので、気軽に考えていた。そして、今年になって、田部さんが受講していた市民大学講座の講師である旭さんに歌唱をお願いして、CDにすることができた。そして、田部さんにお渡しした。

  その後、この歌のことはまったく忘れていた。ところが、今朝起きて福井新聞を見ると、この歌のことが出ていた。地元の人達が振り付けして今週末の日曜日(後祭り)にみんなで踊ると書いてあった。歌を作った者としてはとても嬉しい。

今朝の福井新聞に載った『矢戸口ええとこ音頭』に関する記事

ふるさとを見直す歌の力
 作詞の内容を見ていると、矢戸口区のすばらしいところ、例えば、薄墨桜などが書かれている。ふるさとの素晴らしさに溢れている。さすがは地元の方が作った詞だと感心した。

  「矢戸口はすばらしい」と言葉で述べることは簡単ではない。何度も何度も同じことを言うわけにはいかない。しかし、歌にすれば、何度も何度も聴くことができる。しかも、話し言葉とは違って簡潔で、メロディーがついているので繰り返されても、不愉快ではない。

  歌なら百回聴いてもおかしくはないが、同じ話を百回聴くことはできない。10回すら聴くことはできないだろう。まして、「私の町はすばらしい」と話し言葉では何度も話すことはできない。歌なら、踊りも振り付けられるし、何度でも聴いて楽しむことができる。

  歌に踊りを振り付けをすれば、多数の人間が同時に楽しむことができる。踊りの練習に区民が集うことができるし、コミュニケージョンの輪が広まる。子供から高齢者までこの歌のもとに集うことができ、世代間交流も深まる。健康にもよい。いろんな場面に利用できる。歌にはいろんな力がある。

 子ども達にふるさとの良さを伝えることもできる。歌にして歌えば、楽しいだろうし、地域の魅力を再認識することができる。時には、話し言葉よりも何倍も大きな力を持っている。これからも歌作りを続けていきたいと思う。

矢戸口ええとこ音頭』です。容量の関係で2番までですが、聴いてみてください。
矢戸口エエトコ音頭 歌2人 2番 ブログ用

(日記:午前中、定期検診のために福井の病院へ行く。午後、家内の入院している医大へ。帰宅後、民謡の振り付け用紙を作り直す。午後7時より銭太鼓の練習。今日も結構忙しい一日だった。)