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二つの“一区切り”

11 9月

北部中学校文化祭で和太鼓演奏
  昼過ぎに、北部中学校へ向かった。今日は文化祭で、『選択音楽』をとっている16人の中学3年生(全員女子)がステージで発表するのだ。まあまあ上達したので、服装も私達のチームの法被を全員に貸すことにした。

  法被を着たり鉢巻きをつけるのも子ども達にとっては簡単ではない。予想通り、法被の掛け合わせを、洋服のようにしている子が3分の1ほどいたので慌てて直させた。鉢巻きもつけ方によってはダサい感じになる。鉢巻きも締めてあげた。

  いよいよ本番。私も直前まで子供達の衣装を着けていたので、本番で首にタオルを巻いたまま篠笛を吹いていた。練習通りにはできた。初心者が舞台で陥ることは、リズムが速くなることである。強いリズムであったり、細かいリズムになると速くしなければとどんどん速くなるのである。今回もそうであった。

  なにはともあれ、終わった。私の主義としては、済んだらあれこれ文句は言わないことにしている。その代わりに、本番直前まで、指導をするタイプである。少しでもよいステージになるために、練習では結構厳しく言う。しかし、本番で誰かが失敗したとしても、個人攻撃は絶対しないようにしている。

  今回の和太鼓指導を通して、楽しく、練習することができた。子ども達はそれぞれどんな思いであっただろうか。4月に家内と2人で気ままに九州を旅行中、北部中学校の校長から「和太鼓を教えてほしい」と電話がかかってきたのである。

    即座に引き受けて以来、今日の発表までそんなに時間はかかっていないが、どうにかこうにか1曲は人前で演奏できるようになったのだ。良しとしなければならないだろう。私にも、多少なりとも子ども達と人間関係ができて、「いっしょにやった」という満足感はあった。一区切りがついた。

新民謡『片瀬豊年ばやし』の作詞ができる
  今月末の片瀬の祭りで披露する銭太鼓のための新民謡の歌詞がようやくできた。満足できる「でき」ではないが、今日の午前中でようやく作り上げた。年のせいか、産みの苦しみが強くなるようだ。

  この民謡の作詞については、区民の皆さんも大いに新しい歌詞を作ってほしいと思う。今日は楽譜をプリントアウトした。そして歌詞を入れた楽譜を作った。また、音の高さが二種類のカラオケCDも作った。そこで、これらを持って歌を吹き込んでいただく大野市在住の旭さん(平泉寺出身)の所へ出かけた。

   これまでも、私の作った民謡の殆どをこの旭さんに吹き込んでいただいているのだ。今回も旭さんにお願いすることにした。曲を作るために四苦八苦、銭太鼓の振り付けを考えるために四苦八苦、歌詞を作るために四苦八苦……と、苦労の連続であった。

  数日後には我が家で吹き込みを行うことになる。そして、歌の入ったCDができる予定である。これまでは、歌の入っていないCDで練習してきたのだが、歌が入れば銭太鼓の練習も盛り上がるだろう。とにかく、一区切りが突いた。

  今日は二つのことが“一区切り”ついた。少しほっとしている。いつも何かに追われているという感じだ。お盆までは盆取りに追われ、今は村の郷土芸能づくりに追われている。それでも、充実はしている。

 
 

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