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「最近はまっていることは何ですか?」

27 8月

楽しい飲み会にするために
 午後7時から大野市のとある料理屋で『奥越春秋会』が開催された。この会は、奥越の出身者で、県内の高校の校長を務めて退職した者の親睦会で年一度開催されている。60歳過ぎから80歳過ぎまでの者が集まった。

 乾杯の後は、幹事が中心になって酒を注いで回り、その後、お互いが相手のお膳の前に座り、酒を注ぎながら雑談するのである。そして、時間を費やすのである。これだけではもったいないといつも思う。今日もこのままで終わってはさみしいと思った。

 そこで、例によって、私は次のように幹事に提案した。少しでも楽しい会にしてお互いが刺激し合うためにだ。

『奥越春秋会』で乾杯の発声をするH元大野校校長。今日の参加者の大部分は、私も含めて大野高校での勤務経験があり、かつてこのH校長の下で教員をしていたのだ。

「最近はまっているものは何ですか?」
  こんな質問をみんなにしたらどうかと提案したのだ。早速質問がきた。「はまっているとはどういうことか」と。「興味を持って取り組んでいること」、「夢中になって取り組んでいること」、「止められないくらい楽しいこと」と答えておいた。

  幹事が指名して、順番にみんなが自分の“はまっていること”を述べた。途中で質問が入ったりもした。一周するのにかなりの時間がかかった。しかし、退職者がそれぞれ何に興味を持ち、どんな生活をしているのかがよくわかった。

    実は、私は「ある程度自分の意見を述べることができる飲み会」などでは、このような提案を何度もしている。その結果、飲み会はいつも盛り上がるのだ。今日ももっと早くこのような提案をすべきだった。このような話の後、おたがいが酒を酌み交わせばもっと盛り上がるのだ。

 ある時の、公民館会長会の飲み会では、「こんな楽しい飲み会は生まれて初めてだ。」といわれたことがある。10数人の会で、一周するのに、2時間ほどかかったのだ。それは、発言に対して、仲間から次々と質問が出たからだ。今も思い出に残る飲み会であった。
 
 今日は帰りがけに、提案したので、その後、あまり時間がなかった。しかし、先輩や後輩達から、いろんな話を聞くことができた。それぞれに自分を生かすものを見つけて生活を楽しんでいるのだ。自分から言いたくても言えないことが、指名されることによって気楽に発言できるメリットもあるのだ。

 私は、ネット上で「高校数学講座」を開きたくて、ホームページの作り方を勉強している。そのために、産業支援センターへ通っていると話した。また、一日一回は思いっきり汗をかきたいと現役時代は思っていたが、今はそれができる。おかげで、毎日たっぷり汗をかくことができて、退職時よりも4kg痩せることができたとも話した。

(日記:午前中、試作のホームページの最終チェック。午後は、地元の新しい郷土芸能の振り付け研究。夕方6時より、大野市での『奥越春秋会』に参加。)

 
 

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