親からもらったもの
親からもらったもの
家や田畑、そしてこの命
他には何をもらっただろうか
少し気が短かった父からは、一生懸命働くことと
貧しかったが 生活の中の精神的なゆとり
二人がこたつに入れば
お互いの手は見えなくても
自然と始まる太鼓のリズム
片方が地打ちをすれば(リズムをとれば)
もう一方が打ち込みをする
言葉はいらない
私の和太鼓の原点だ
大人同士の会話ができる年齢に達する前に
父は病に倒れて帰らぬ人に
現金収入のなくなった我が家を襲う生活苦
しかし子どものために身を粉にして働く母親がいた
父兄参観日には必ず来てくれた母
貧しさの中で身体を張って
父の分まで働いて私達子どもを育ててくれた母
しかし結婚せぬうちに母も父のもとへ
親からもらったもの
家や田畑、そしてこの命
他には何をもらっただろうか
いろんなものをもらったと思うけれど
私にとって最も役に立っている「贈り物」
それは「貧しさ」ではなかっただろうか
これが私の出発点になっている
・・・・・吉野弘さんの詩集を買って読んだら、私も書いてみたくなった。私の書いたものは「詩」とは言えないだろうが・・・・・
(日記 午前中、先ず歯医者。2時間ほどかかってしまった。帰宅して数学。午後は、家内とプールへ。歩き、泳ぎ、ジャグジー風呂、サウナを繰り返した。知らない人とも、話をするようになった。帰宅してふたたび数学。そして、楽器練習。)