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再び「人間信頼の感情を育てる」

02 2月

古くならない恩師の言葉
 今から48年前、私は教員3年目で、N校長の下で働くことになった。小学校時代にも、このN先生はおられた。授業を受けたことはないが、「先生を描く写生大会」があって、私はN先生を描いたことを覚えている。

『爺ちゃん勉強』の後の孫達との語らい。楽しいひとときだ。

『爺ちゃん勉強』の後の孫達との語らい。楽しいひとときだ。

このN校長は学校目標として「人間信頼の感情を育てる」を掲げられたのだ。N先生の指導法は、直接あれこれせよということはほとんどなかった。私達、若い教員(当時私は24歳)に対しても指示や命令をされることはほとんどなかった。

しかし、私達は、先生の背中(言動)から多くのことを学ぶことができた。そして、私にとっては、恩師の一番に上げることができ、尊敬できる先生だ。私生活でも父親のごとく、お世話になった。

今の世の中、経済や効率。自国の利益や自分の利益を求め過ぎて、おかしくなっているように思う。人間信頼の逆を進んでいるように思えてならない。そして、国と国との格差、国の中での格差が広がるばかりのような気がする。

ピケティー教授の本が売れるのも、わかるような気がする。結局、世の中、人間同士の信頼感が失われ、暴力や武力に頼らざるを得ない状況になっているように思えてならない。この調子では、平和は遠のくばかりのような気がする。改めて、私達は、「人間信頼の感情」を育てることに力を入れなければならないのではなかろうか。

(日記 朝から、終日、幼児紙芝居の絵を描き続けた。午後7時から横浜の孫の『爺ちゃん勉強』。)

 
 

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