焼き方でかわる鮎の味
今日は『大用水の清掃日』。漁協の方々が、イベントとして鮎を120匹持参して、網で囲った大用水に放して、子どもたちに魚捕りの体験の機会を与えて下さった。
子どもたちは、生きた魚を手で捕まえる経験など、ほとんど無しに育っているだろうと思う。なかなか苦戦していたようだ。私の子供時代は魚を手や網で捕まえたり、釣ったりすることは日常的な遊びだった。
川を見れば魚がいるかどうかを先ず一番に考えた。そして、草むらでは『足バッタ』と称して、たも網を下流の草むらに当てて、足をバタバタしながら魚を追い込み、捕まえるのだ。
少し大きくなると、九頭竜川で自作の鉄砲ヤスで魚を突いたりしたものだ。潜って水中めがねで石の下をのぞき、魚を探して捕まえようとしたものだった。
付近の川で泳ぐことが禁止され、子どもたちは、プールへ押し込められてしまった。プールでは、競泳以外に楽しむ方法がないように思う。今日は、子どもたちの仕切られたアミの中での魚すくいを見ていて時代は変わったと思わざるを得なかった。
(日記 今日は、『大用水の清掃日』。午前9時過ぎ、先ず、大用水を仕切って「鮎」を放し、子どもたちのつかみ取り。手では捕まえるのは無理。網を使っても、鮎は逃げ回り、簡単には捕まえられない。大人も加わり、アミの隅に追い込んでようやくほとんどの鮎を捕まえることが得来た。その後、川を少し清掃して作業終了。その後、漁協の方々が、塩焼きにして下さった。時間をかけて炭火で焼いた鮎を頭からかぶりついて食べたが、とても美味しかった。こんなにうまく焼いた鮎を食べるのは生まれて初めてだった。時間をかけて特性のドラム缶で作った炉でじっくり焼き上げたのだ。焼き方で味や食感がこんなに違うということを初めて知った。)