バランスを失っていないか
最近、いろんなことが起こる。国内では、次々に起こる生命を軽視したさまざまな事件。そして、種々の詐欺事件。国外では相変わらず戦闘事件が頻発しかけがえのない命が失われている。
自然災害もまた同様に頻発している。全くの自然災害もあれば、自然や生命を軽視した開発等に起因するものも少なくない。「経済優先」を叫ぶ場合、一方ではそこから発生する副次的な作用についても事前にも配慮しなければならないと思う。
また、自由な経済活動は、どうしても勝者と敗者を生む可能性がある。経済活動が活発になれば、職種によっては人材不足が起こることになる。移民を受け入れなければならなくなる。自国と他国の労働者の間に差別を生まないようにするためには十分な配慮が望まれる。経済的な格差だけではなく、権利等における格差もなくするようにしなければならない。
経済的な豊かさと精神的な豊かさのバランスが何よりも大切である。開発においても経済効率と安全や自然保護とのバランス、都市と地方のバランス、男性と女性の働き方のバランス、権利と義務のバランス、文科系と理科系のバランス、……、これらが崩れたとき、予期せぬ不幸が私達を襲うのではなかろうか。
円高によって、儲かる企業とそうでない企業がある。これらの不平等バランスを取るのは政治の責任ではなかろうか。また、国を守ることと相手を理解し信頼することのバランスを取らなければ永久に平和は訪れないである。今は自己中心的な人が増えているのではなかろうか。この世の中、「良いとこ取り」はないと思う。
(日記 午前中は、自宅で数学。午前11時頃から午後4時頃まで、大学軽音学部OBのバンド練習に付き合う。夜は、ビデオを見る。)