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上げ底

09 2月

「外箱と中身の違い」に違和感
東京都知事選が終わった。前々知事の突然の辞職(I氏に関しては私には予想できたが)、そして前知事の辞職により、急に知事選が行われることになった。

いろいろ下馬評があったが、最後に都民の決断が下された。今回の知事選に多くの国民が関心を持ったのは、都政が時には国政を動かすことがあるからだ。

表だって政党が応援できない状況にあったようだ。どうも最近の政治には違和感を感じる。それは“上げ底”の品物をもらったような感じだ。

一般国民に向けたは、もっぱら、「景気対策」「経済対策」「デフレ脱却」……と景気のよう話が並ぶ。多くの国民はもっぱら経済問題に関心を持っているように思われる。しかし、これらの政策には恩恵の得られない国民が多いのに。

しかし、国会では、「特定秘密保護法」、「憲法改正」、「集団的自衛権」、種々の「増税」……など十分議論が為されないまま、巨大与党の勢いで決められようとしている。電力も原発問題も十分な議論や反省のなされないまま再稼働に前のめりになっている。

消費税はその性格上、どんどん上げられる運命にあるそうだ。私自身は、政治家に信頼があれば上がってもやむを得ないと思う。しかし、今は必ずしもそうはなっていないように思う。

上げ底の饅頭をもらって食べているうちに、饅頭箱の上げ底の下に思わぬ「モノ」が潜んでいるような感じだ。今回の都知事選の結果がこうした傾向に拍車をかけることのないようにしてほしい。

何でも反対の野党的では困るが、最近は野党にも二通りあって、「責任野党」という言葉までできている。与党にすり寄る(賛同する)野党のことだろうか。

上げ底の饅頭を食べているうちに、上げ底の下に隠された得体の知れないモノが効いて来て、不治の病にならないようにしたいものだ。

(日記 午前中は、一人で事務所で作業。午後は、家内と一緒に事務所で作業。午後7時から、村のTさんが話に来た。2時間あまりまちづくりなどについて話した楽しい時間を持つことができた。)

 
 

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