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ざるで水を汲む

04 11月

高校時代のこと
高校時代に当時の先生から授業中言われたことがある。「君らはザルで水を汲んでいるようなものだ。」と。意味するところは、学んだことの大半は身に付かないと言うことだ。

そうなれば、頻繁に反復練習するしかない。ザルから大半の水がこぼれ落ちても、ザルには滴が付いているはずだ。それをバケツにくみ取るには回数を多くするしかない。

なぜこんなことを思いついたかというと、今日、知人のOさんがギターを持って私の事務所へ遊びに来た。来月、ある場所で演奏するので、相棒を頼んだわけだ。

しかし、先月覚えたつもりの曲が今日弾こうとすると、かなり忘れてしまっていた。しばらく練習していたら思い出したが、放っておけば全部忘れてしまうところだった。

若い頃はこうではなかったが、今は反復練習するしかない。諦めたら、昔、獲得したものは次々と忘れ去っていくだろう。どうでもよいことはそれでもよいが、忘れたくないことまで忘れてしまうのは悲しい。

それでも、一度やったことは思い出すのにそんなに時間がかからないから、まだ我慢ができる。これからはこうしたことの繰り返しになるのだろうか。

力を入れることもある程度、的を絞って、それらを繰り返すことが、これからの人生では大切なのかも知れない。忘れることも人生においては大切なのだろうから。

(日記 午前中は、部屋の整理整頓。福井の子どもたちも午前10時過ぎには帰っていった。午後3時、知人のOさんが事務所へやって来た。バンドでギターを頼んだからだ。短時間ではあったが、一緒に演奏を楽しんだ。メールで11月前半の学習計画表を送った。午後7時半から『じいちゃん勉強』。)

 
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