水中ポンプと除雪機
本格的な冬が到来し、雪囲いをするなどして、冬に対する準備をしてきたつもりでいた。除雪機にはガソリンを満タンにし、これで完璧だと思っていた。しかし、一つだけ忘れていることがあった。
それは水中ポンプの設置だ。水中ポンプのスイッチを入れると井戸水は坂道を流れ下って坂道の下にある車庫までの雪を融かしてくれる仕組みだ。水量が多いので、井戸の水が一定の水位を下回ると水中ポンプの電源が切れてモーターが焼けるのを防いでくれるのだ。
そして、井戸に一定の量の水が貯まれば水中ポンプのスイッチが入り再び動き出すというわけだ。この水中ポンプは一回約5分間かなりの水を出し、15分間休むペースだ。これで、通常の降雪は解けるのだ。我が家の車の出入りを確保する重要なポンプだ。
昨年から、これに除雪機が加わった。今日は初運転をした。車の出入りは、この二つで通常の雪なら対応できる。しかし、屋根雪だけは今のところどうしようもない。屋根に上がって下へ落とすしかない。
除雪機は、自分にとってはおもちゃのようなものだ。それと同時に、頭(脳)の体操に役立つ道具のようでもある。除雪機をどの方向に進めるのか、前進か後退か。そして、スピードはどうか。投雪方向と上下の角度も決めなければならない。
また、投雪のパワーの変化もある。さらに、路面からどの高さまでの雪を取り除いて投げ飛ばすのか。路面の傾きに対しての角度調整もある。これだけのことを一度に考えるとなると大変だ。
ただ、機械が頼りになるのは、危険なことが起こりそうになったら、両手をレバーから離せば、全ての動作が止まることだ。エンジンは止まらないが、機械が止まってくれれば落ち着いて考え直すことができる。
時々、違うレバーを操作し、思わぬことが起こるが、そんなときはあわてて手を離して考えることにしている。除雪機は、私にとっては実用的な機械であると同時に、頭の体操に役立つ機械だと感心している。怪我をしないように気をつけなければ操作したい。
(日記 朝食前に、井戸に水中ポンプを設置した。朝食後、除雪機の初運転。その後、オカリナの編曲作業。午後1時過ぎまでかかった。そして、楽譜を書いた。パソコンが思うように動作しなかったので時間がかかった。機械の怖いところだ。今日は遅羽公民館で、遅羽の婦人会主催のクリスマス『ミニコンサート』があり、オカリナバンドが出演するのだ。午後2時過ぎから午後3時頃まで練習し、4時過ぎから本番。22日に行う自分たちのコンサートのリハーサルになった。その後、明日の練習を繰り上げて遅羽公民館で少しオカリナの練習をした。それにしても、遅羽の人たちのまちづくりに対する取り組みには感心する。)