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頭と体の体操

05 12月

難しいときこそ頭の体操
  地域の民謡グループの皆さんに頼まれて余興の踊りを教えることになった。年齢は60歳代から80歳までの女性だ。踊りは施設慰問で披露するのだ。余興用の簡単なものだが、テンポが結構早いので、次々に振りが変わり、考えている時間が短いのである。

  そのため、練習している皆さんは1回目できたかと思っても、2回目の繰り返しでミスしたりするのだ。何度も同じ動作が繰り返されるのだが、初めての練習なので、思うように踊りが出てきなかったりするのだ。

  そんなとき、「覚えられん」と言う人が必ず出てくる。時と場合によっては、がっかりする人もいる。そんなとき、私は決まって二つのことを言うようにしている。

  一つは、「一度の練習でできるような簡単なことを、人前でやる(演ずる)のでは、見ている人に申し訳ないでしょう。」と。やはりある程度練習して、人前で演ずるというのは礼儀ではないだろうか。

  もう一つは、「今、頭の体操をしているんですよ。脳が一生懸命働いているんですよ。音楽を聴きながらそれに合わせて手足を動かすことは脳にとっては大変なことですよ。脳が一生懸命働いているんですよ。脳が一生懸命運動しているんですよ。」と。

  実際その通りだと思う。体を動かし、脳を働かせるこうした踊りは健康にとてもいいと思う。ストーブを点け、厚着をして踊りの練習を始めた人たちはたちまち暑くなり、ストーブを消しても暑い暑いを連発していた。

 できないからといって諦めるのか、それとも、できないからこそこつこつ練習するのか。健康には後者がよいに決まっていると私は思う。できないからと言って諦めたら、何もかもができなくなってしまう。

  歳をとったら無理をせず、諦めず、ゆっくりと取り組めばよいのではないか。それによって、体も頭も鍛えられ、仲間作りにもなるのではないかと思う。そんなわけで、私は、盆踊りについては無条件で引き受けることにしている。心身の健康によいと信じているからである。

オカリナコンサートの入場整理券。ドリンク券を兼ねている。もちろん無料。

(日記 午前中、コンサートのチケット作り。午後、区の用事であちこちを回る。工務店の事務所でしばし歓談。その後、市役所でも用事の後にしばし歓談。話す人がいることは楽しいことだ。帰宅後もチケット作り。午後3時より、猪野瀬公民館で民謡グループに踊りの指導。施設訪問の最後に踊る楽しい踊りだ。わいわいがやがや言いながら練習した。80歳の人もがんばっている。すばらしいことだと思う。帰宅してから、ポスターとチケットの印刷にコンビニへ行く。)

 
 

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