籾殻燻炭作り二日目
私達が田んぼを預ける『農事組合法人かたせ』の農舎横には、籾殻がたくさんあり、私は、里芋の畝にまいて黒マルチを掛けたりして使っている。 しかし、もっと有効な使い道があるのではと考えていた。そんなとき、周囲の人達が「籾殻燻炭作り」を行っている村の人達を見て、早速簡易燻炭機具を購入した。 そして、昨日の午後から燻炭作りを始めた。昨日は午後2時から始めて午後10時頃までかかってしまった。そこで今日は午前中から昨日と同様に、玄関前で燻炭作りをすることにした。
私は、今日は窓用の雪囲いを作るために、作業は家内がほとんどこなした。と言っても、作業のほとんどは、火をつけたら後は籾殻が燃えないように見守っていればよいのだ。
炭化することと、燃焼することとはよく似ているが、全く異なるのだ。籾殻は、放っておけば燃えてしまう。そこで、籾殻が燃えあがらないように、炭化していない籾殻を上へ上へ被せるのだ。 そして、全体が炭化(黒くなる)したら、広げて水を掛ければよいのだ。昨日よりも、短時間でうまくできた。後1回ぐらいは燻炭作りをやりたい。
考えてみれば、私の若い頃は、我が家でも燻炭作りを行っていたのを覚えている。苗代に使ったという記憶がある。しかし、その後何十年も我が家では燻炭作りはしていなかった。
なぜ燻炭作りをするのかということだが、一口で言えば、燻端は、作物にはよいからだ。必要以上に農薬や化学肥料をやらなくてもよいからだ。主な、効用は次のようなものだ。
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燻炭の特徴
・保水性・・・・・自重に対して680パーセントの吸収力
・通気性・・・・・多孔質のため空気の保持力が大きく、根張りがよい。
・保温性・・・・・色が黒いため熱吸収、保水性が高い。
・土 壌・・・・・多孔質で粒状であるために、連作障害の防止、土壌有効微生物の活性化や増殖に役立つなどである。
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私にとっては、燻端は、安価で作物の健康に良さそうだからだ。と言うことは、それらを食する人間にとっても、健康によいことになる。無農薬、または農薬を最小限に抑えることができるからだ。
私は今年、ショウガを作ったが、ショウガの産地では、30数回の消毒を行うらしい。私は、たったの1回使っただけだ。農薬は、いろんな作物で使われているのだ。自分で栽培すれば、それらを最小限に抑えることができる。
今日作った燻炭は、来年の野菜作りに大いに使いたいと思っている。特に、片瀬の特産物であるショウガにも使いたい。
(日記 午前・午後とも、窓用の雪囲い作り。骨組みは木製なので防腐剤を塗った。また、同時に燻炭作り。主に、家内が作業を行った。今日は、昨日よりも、要領よく立派な燻端ができた。ラジオを聴きながらの作業だった。) |
籾殻燻炭作り
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11月
百一
2011年11月30日 at 11:16 AM
写真で拝見しても、立派な燻炭ですね。燻炭の効用を今回の記事で知ったので、私も今後燻炭作りを考えたいです。
これまで何回かショウガの栽培(といっても種イモを植えただけ)をして、いずれも殆ど収穫できませんでした。来年こそは肥料や水やりなど世話をして、おいしいショウガを手にしたいです。
ショウガと言えば数日前、大野の朝市でショウガの手作りジャムを売っていました。若い女性で、いつも野菜中心に店出ししている人です。私はゆずの手作りジャムを買って、食パンにつけて食べています。
別のおばさんからゆずを買って、ゆず味噌も作りました。里芋を皮つきでふかして、熱々のまま皮をむいてゆず味噌やバターをつけて食べるのもおいしいです。
(田舎のおばさんなら「おうちの、毎日何食べてなはんにゃ?」と聞くところですが、)この時期、もし何かおいしい地元料理があったら教えてください。ではまた。