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またまた“産みの苦しみ”

20 9月

切羽詰まって絞り出す
    今週の土曜日は、村の祭りだ。昨年作り出した村の民謡『銭太鼓・片瀬豊年ばやし』を神社に奉納してから早1年が過ぎた。昨年と全く同じことをやっているのではつまらない。

   昨年は、男性は銭太鼓のバチを振り、女性は女踊りを披露した。歌は、自作のCDを使った。その後、歌は区民が歌うようになった。そして、あちこちから出演依頼も届いた。

  それまでは、他県の民謡「安来節」を使っていたために、どこからもお呼びがかからなかった。やはり、地区独自のものは違うということを身をもって知った。

七月の『ふるさとの踊り大会』の郷土芸の発表で披露した『片瀬豊年ばやし』。今回はこれをバージョンアップしたい。

   あれから早1年が経過して、今年も村の祭りが近づいた。去年のままでは情けない。そこで、米俵を使った芸をやろうと提案した。そして、米俵を老人会に作ってもらった。

   しかし、肝心の芸の中身とそのときに使う「片瀬豊年ばやし」の歌詞ができていない。これでは、本番に間に合うのかと心配になる。今日は、朝からずっと、先ずは、「俵を使った芸」の為のCDとその部分の歌詞を考えた。

  これまでも、考えようとしたが、思うように詞が出てこなかった。しかし、もうそんなことを言ってはいられない。今日は、とにかく、詞を頭から絞りだそうと一生懸命考えた。いつもそうだが、切羽詰まらないと出てこないのだ。

  そして、芸を挿入する部分の詞を3番分創り出した。まだまだ推敲しなければならないが、とにかく形にした。これで練習だけはできる。後は、本番の土曜日までに完成させればよい。

  演技の方は、昨日出演者にイメージだけを伝えたが、今からだ。作詞は7割、CDは9割完成した。演技は、1割しかできていない。今のところ私の頭の中にイメージがあるだけだ。

  村の祭りが終わると、次の週は遅羽町の「三室祭り」に出演が決まっている。その後も、あちこちから声がかかっている。これから磨きをかけて本物の郷土芸能と言われるように努めたい。今日は“産みの苦しみ”を十分味わった。

(日記 午前・午後とも『片瀬豊年ばやし』に加える新しい芸と歌詞と音楽を考えた。本当に苦しかった。午後7時半から、遅羽公民館で「三室祭り」の踊りの練習に出かけた。遅羽地区とは10数年間あれやこれやと付き合ったいる。和太鼓、民謡などだ。地区の人たちの前向きに姿勢を素晴らしく思う。この祭りには、私達「片瀬豊年ばやし」保存会も出演することになっている。)

 
 

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