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芋と生姜と……

15 9月

ふるさとの味を送る
  昨日は、里芋と生姜の試し掘りを行った。里芋の場合、土が付き皮もあるので、どうして洗うかが問題だ。昔あった芋車を使いたいと思っても、それを回すことができるきれいな水の流れた川が近くにない。

  昔は、元町(元禄通り)を流れる川に芋車が並んでいたことを思い出す。今、近くの川には生活用水が流れていてとても芋を洗う気にはならない。わざわざ芋洗い機を買うほどのこともないし……。

  とりあえず今日は、昔ながらの方法で、桶と板を使って洗おうと思って車庫の二階を探していると、手頃な桶が見つかった。後は板だが一ひねりしたい。そう思ってノコギリや板を取り出して工作を行った。板に取っ手を付けた。

手作りの芋洗い機。桶の中でこれを動かすのだ。

  そして、桶とこの取っ手の付いた板を使って芋を洗ってみると予想外に力を入れずに芋を洗うことができた。思ったよりも簡単にできて簡単に芋を洗うことができるのだ。

  午後、家内と二人で芋と生姜の植えてある組合の畑(法人が組合員に貸し出している)へ出かけた。ここではいつもいろんな人と会う。「初めてにしては上出来ですね。」と村のYさんがほめてくれた。

  家内と二人で、今日は二人の姉妹に送る分を掘った。家内の姉は熊本の牛深に、私の妹は福岡にいるのだ。そこで、それぞれの家族に生姜と里芋を送ることにした。ついでに、サツマイモとカボチャも入れておいた。

  そして二人で急いで荷造りして夕方までに郵便局へ持って行った。ふるさとの味を少しでも送れたらとの想いで実行したのだ。他人に贈るものがあるということはうれしいことだ。きっとも、二家族ともふるさとの味を堪能してくれるものと思う。

我が家は生姜ずくし
  我が家の夕食は、先ず「生姜ご飯」に、「生姜の味噌漬け」、そして「生姜の酢漬け(ガリ)」。そして「里芋の煮っ転がし」。後は「冷や奴」と「黒瓜の漬け物」と「刺身」に「生姜のおろし」。刺身以外は全部我が家で採れたものばかりだ。

桶の中に里芋と水を入れて庫の取っ手を動かすのだ。柄が長いのでそんなに力はいらない。あっという間にきれいになった。

  今日は食べられなかったが、妻は「生姜のたまり漬け」を作ってくれた。保存食としては、「イチゴジャム」、「ニンニクのたまり漬け」、「紫蘇ジュース」、「ゴーヤジュース」、「キューチャン漬け」、「黒瓜とキュウリの奈良漬け」、……冷凍庫がいっぱいになりそうだ。

  梅干しの中に漬け込む「紅ショウガ」も美味しい。特に、生姜は体温を上げるのによいらしい。現代人は低体温になっているそうだ。体温が一度上がると病気にリスクはぐんと下がるそうだ。年がら年中、何らかの方法で生姜を取り込みたいものだ。

  毎日、絶対にご飯のおかわりをしない私だが、今日の夕食の「生姜ご飯」だけはおかわりしてしまった。味覚の秋に自分で育てた、しかも片瀬の特産物である「芋と生姜と旨い米」が食べられるのは本当に幸せなことだ。

(日記 午前中、芋洗いの道具を作った。午前11時に平泉寺公民館へ出かけ、高齢者の「ふれあいサロン」で民謡の指導を行う。そして、みなさんと一緒に昼食の弁当を食べた。食後、退職グッズとして買ったアコーディオンで伴奏し、皆さんに「ふるさと」、「赤とんぼ」などを歌っていただいた。帰宅後、芋と生姜を掘り、家内の姉、私の妹の二家族へ他の野菜と共に送った。二家族とも九州なので明後日には着くだろう。ふるさとの味を味わってほしい。)

 
 

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