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盆踊りでまちづくりに取り組むまち

30 5月

春江町中庄地区の取り組み
  午後1時半頃に坂井市春江町中庄地区のみなさん5人が私の事務所へやって来た。村の中に団地ができて。団地の方が人口が増えているとのことだった。

  それでも、旧地区と団地のみなさんがいっしょに祭りに取り組むなど新旧地区の融和に向けて努力しておられると感じた。

  そんな中で村のいわれなどを歌詞にして新たな地区の民謡『中庄小三郎音頭』を作り、それで区民が踊りの輪を作り、盆踊りを楽しむと同時に地区の融和を図りたいとのことだった。

  この地区では、昨年は、100人ほどが踊りを楽しんだらしい。三重の輪ができたとのことだった。踊りに使われる民謡のほとんどは、県外のものであるらしい。そこで、1曲ぐらい自分たちが作った民謡で踊りたい、世代間交流を図りたいとのことだった。

  一応、詩も曲も地区の人達が自分たちで作ったものがあったが、これをもっと民謡らしくしてほしいということで数日前に私の所へ楽譜とCDを持ってこられたのだ。それが今度OB会でいっしょにバンドをするメンバーの一人だった。

  昨日、テスト版のCDを作って渡したところ地区に人達が大変気に入って下さって、早速、村の役員や実行委員がそろって私の所へ今後の取り組みについて相談に来たのだ。

  その熱意や村の取り組みは素晴らしく、私もうらやましいと思うくらいだった。私が手がけたのは、村の人達が作ったメロデーをなるべく尊重しながら、約半分ぐらいは新しいメロディで構成し、前奏と間奏を作り、三味線、尺八、太鼓、鉦などで編曲したのだ。

  村の人達が、自分で詩も曲も作り、それに踊りを振り付けて秋祭りとは別に、盆踊り大会を開催するというのだ。たぶん秋祭りでも踊るだろうということだった。

  私は、踊りの力を信じている。老若男女が踊りの輪を作って踊りを楽しみながら、交流することは、いろんな面からも意義のあることだと思っている。

  まして、新しい団地ができたりすると育った環境の全く異なる人達がやってきて融和を図ることが難しくなる中で、こうした取り組みを行うことは本当に素晴らしいことだと思う。

  私も、早速、知り合いの歌の先生にお願いして吹き込みを行い、編集してCDを制作し、中庄地区の皆さんの要望に応えたいと思う。祭りでは、小学生に、前歌を歌って貰い、大人が本歌うという構成だ。本番では、村の人達が歌を歌い、踊ると言うのだ。成功を祈りたい。

(日記:午前中は、OB会のバンドの楽譜作り。午後1時半に、春江町中庄地区の皆さん5人が、『中庄小三郎音頭』の件で私の事務所へやってくる。約2時間、今後の進め方について話し合った。中庄地区のみなさんの熱意と取り組みをうらやましく思う。その後、勝山城博物館で今年の夏祭りのあり方について話し合う。前途が厳しくなってきた。明日もう一度話し合うことになった。)

 
 

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