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歌の力

25 5月

子ども達に村の歴史を
  大学の軽音楽同好会のOB会が静岡で10月に開かれる。その準備のやりとり中に知り合った春江のSさんは、地区の歌を作ろうとしている。『中庄小三郎音頭』だ。

  メロディーらしきものはできているのだ。CDに吹き込んであったので、聞かせて貰ったが、あまりの難しさに誰も歌えないだろうというような難解な歌だ。

  好きなメロディーを並べただけでは歌にならない。全体的な統一感がなければ誰も歌えない。楽譜の読める人が楽譜とにらめっこしてどうにか歌えると言うぐらいに難しい歌だ。

  これをどうにかしてほしいという。「元歌をできるだけ尊重しながら、何とか作品に仕上げてほしい。」とのことだ。元歌をできるだけ尊重しようとすると歌になり難い。

  今日電話でSさんに、「できるだけ尊重しなければならないとなると私にはできない」と電話で告げた。最終的には私に任せるということだったので、帰宅して編作・編曲作業を続けた。

  村の歴史を歌にして機会あるごとにこの歌を歌ったり、踊ったりするというのだ。踊りを振り付けて盆踊りにも踊るという。歌はまだ完成していないのに、歌の長さを決めて、すでに振り付けは踊りの先生に頼んであるという。

  もしも村の伝承や歴史を文章にしたら、村の人達がその文章を何度も読むことは絶対ないだろう。ところが歌にしたら、何度繰り返されても、どうと言うことはない。

  踊りの練習、祭りの当日、盆踊り本番などで、毎年、何度こうした歌が繰り返し流されたとしても、違和感はない。そのうちに、みんな歌の中身を知ることになるだろう。

  私が作った「勝ち山ほがらか音頭」は遅羽地区では「三室ほがらか音頭」となって、毎年の「三室祭り」で地元に人達に歌われ、踊られている。そのたびに遅羽地区の名所旧跡や伝承芸能などが聞いている人に伝わるのである。

  私も、村のために『片瀬豊年ばやし』を作ったが、村ではいろんな機会に流してもらっている。銭太鼓の練習にも何度も流されている。これが歌の強み、歌の力だと思う。

  春江町中庄の「中庄小三郎音頭」も完成すればいろんな機会に歌われるだろう。村の伝承が歌詞になっているので子ども達や区民がそれらを再認識することができるだろう。

  Sさんは、大学時代の後輩(と言っても同時に大学に在籍したことはない)である。何とか、少しでもいい歌を作って故郷を思う気持ちに答えたいと思う。

  来週は地区の人が私の事務所へ来るという。それまでにはなんとか仕上げたい。今日は気合いを入れて作業に取り組んだので9割方できた。

            『中庄小三郎音頭』

 前歌:(小学生が歌うらしい。本歌が始まる前に必ず歌う。)
      ※  小三郎さん 小三郎さん 小三郎さん ホイホイ
           中庄 中庄 ホイの ホイの ホイホイ
 
 本歌:(大人が歌う予定)
     1.越前福井は 坂井の郡(こおり) 春江西方 中庄在所
       昇る朝日に 輝きたもう 御霊(みたま)まします 御霊(みたま)まします
       エーエーエー 神明神社

     2.古き豊原 三千坊の 流れ汲みたる 専法の寺よ
       お泊まりなされし 後鳥羽の帝 今も伝わる 今も伝わる
                     エーエーエー 近衛の館(やかた)

     3.帝のお弟子の 小三郎さん 村を悩ます 日照りや水を
         治めて流るる 磯部の小川 眠る地頭の 眠る地頭の
       エーエーエー ありがたさ

     4.雨乞い神事の 様子を伝え 今も残るは 字(あざ)「牛殺し」
       米を運ぶは 馬場の先よ 河を渡るは 河を渡るは
       エーエーエー 院の橋

       (以下略。全部で8番と「番外」がある。)

   番外.さても皆様 お伝えしたい 歴史や季節や 風習などを
       太鼓の調子に 乗せられまして 踊る笑顔の 踊る笑顔の
       エーエーエー 村の衆

(日記:今日は「農事組合法人かたせ」より頼まれて、畦の草刈り作業を行った。参加したのは6人。70歳代2人、60歳代3人、50歳代1人。草刈り機は、法人のもので、ノコギリ型が5台、ナイロンの紐型が1台ある。私は、前半は紐型の草刈り機を、後半はノコギリ型の草刈り機で、法人に田んぼを預けながら草刈りのできない人の田んぼの草を刈った。午前中で作業は終わった。作業に出ると色々話せるので楽しい。帰宅して昼食。午後は、先ずホームセンターでゴーヤの種を買い、枯れたナスの苗を1本、「とのいも」の種芋を買った。そして、自宅で育てておいた最後の3鉢のトマトを畑へ移植した。その後、事務所で久々に「数学のホームページ」作り。そして、4時過ぎに帰宅。春江のSさんから依頼を受けた「中庄小三郎音頭」編作作業(示された楽譜を元に歌を作る。なるべく元のメロディーを尊重しながらも、歌い易い歌に仕上げる)。メロディーを完成させてから編曲、録音、CD作りへと進む。その後地域野盆踊りで踊るらしい。夢中になっていたので、夕食は8時近くになった。)

 
 

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