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田植え補助員として

07 5月

今日のオペレーターのTさん(猪野地区の田んぼ)。 

  法人の田植えに、私は2度補助員として出ることになっている。1度目は6日であったが、田ごしらえができていないので、6日は中止になった。そして昨日、今日出てもらえないかと電話があった。

  朝8時に法人の農舎に軽トラで出かけた。私の軽トラは、肥料、殺虫剤、除草剤、苗箱を洗うための水中ポンプなどを運ぶ係となった。

今日の田植え作業で補助員を務めた4人のうちの3人(右から50歳代、60歳代:私、70歳代)

  今日は、先ず、隣接する毛屋地区と猪野地区の田んぼに苗を植える日だ。この頃、農家の人たちも高齢化して、稲作が困難である。そこで、私たちの法人に田植えや稲刈りを依頼してくるのだ。

  隣の地区からこうした作業を引き受けることが少しずつ増えている。今や、農業は非常に困難な立場に置かれている。若い人たちが取り組むには、労働時間に対してその対価が見合っていないからだ。

  最近の農業は機械化されているので、それらを個人で所有することは難しい。そこで集団になることによって国の補助金を得て大型機械を購入したというわけである。

  しかし、これらの大型機械を動かすオペレーターが必要である。今のところ、私の村では、オペレーターは確保されている。また全体を取り仕切るリーダーもいる。

  後は、これらの人たちの作業を補助する者がいればそれでよい。私のように退職した者は、こうした補助員を進んでしなければならないと思っている。

  もちろん、時給なにがしかで日当が出るので、単なる奉仕作業とは異なるのである。しかしながら、太陽の下で、8時間肉体労働をすることは60歳を過ぎるとかなり過酷である。

  私自身は、これまで事務的な仕事しかしてこなかったので、肉体的な仕事は多少苦しくても気分のよいものである。

  午前8時から午後5時まで、昼食休憩を除いてずっと太陽の下にいて、田植え機に苗、肥料、除草剤、殺虫剤などを補給し続けた。

  それはちょうどレーシングカーがピットインして10数秒でタイヤ交換をしたり燃料補給をするようなものである。このような作業を一日続けると、疲れも出るが腕力も鍛えられるだろうなと思った。

  午後5時、今日の予定の作業が全て終わった。使った苗場この数、肥料の数、作業に出た者の労働時間などを作業日誌に書いて帰宅した。

  今日は、ビールを飲んで焼き鳥でもと思い、シャワーをして家内と二人で焼き鳥屋へ出かけた。時には肉体労働も楽しいものだ。

(日記:終日、法人の田植えの補助員を務める。気持ちよく肉体労働ができた。夜、家内と二人で焼き鳥屋へ。昨日横浜の息子に精米して米を送ったが、そのお礼の電話が家内の所へあった。)

 
 

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