祭り盛り上げプロジェクト
秋祭りを盛り上げたいという区長らの願いに応えて、いろいろな取り組みをしてきた。特に私は、村の伝統の銭太鼓を村独自のものにすべくかなり努力してきた。先ずは、曲作り。どのような音楽が銭太鼓にふさわしいのかを研究するために、三味線グループの会でいろんな民謡を聴かせていただいたりした。
そして、先ず音楽ができた。音楽に合わせて銭太鼓の振り付けを考えた。自分で銭太鼓のバチを振りながらあれこれ考えた。そして、実際にメンバーに試してもらいいくつかを変更した。その後、歌のない音楽だけのCDをつくった。これで男性の練習だけはできるようになった。
毎日、CDを聴きながら歌詞を考えた、なかなかことばが出てこなかった。本当に苦しかった。ようやく歌詞を作り、『片瀬豊年ばやし』として歌が出来上がった。次が吹き込みである。前歌は、他にも適任者はいたが、わざわざ我が家まで足を運んでもらうわけにも行かないので、医大の主治医にお願いして入院中の家内に吹き込んでもらった。
本歌は、親しくしている大野の旭さんに吹き込んでもらった。旭さんは安心して任せられる私の歌作りのよき協力者だ。こうして歌の入ったCDがようやく出来上がった。そして、最後が女踊りだ。女踊りの振り付けもかなり苦労した。それは銭太鼓とある程度は調子が合わなければならないからだ。
そして、今日は本番の片瀬の祭りであった。午前中は子供御輿もあった。娘夫婦が祭りにやってきた。しかし、午後7時半には食事中の娘の家族を自宅に残して集会所へ行き、最後の練習をした。しばらく練習して片瀬の白山神社へ移動。
中学生の『浦安の舞』は感動的であった。次が、いよいよ『片瀬豊年ばやし』の初披露である。神様に一礼して本番が始まった。私は、締太鼓を受け持った。あっという間に終わってしまった。
6月以来の長い一連の取り組みが終わった。心地よい疲労感と共に一日が終わった。