勝山ソバ会のリーダーNさん
今年の夏祭りの8月15日の盆踊りは私が担当することになった。実施に当たっては、ずいぶん多くの人達のお世話になった。踊り指導の皆さんや歌や伴奏隊の皆さんだ。
これらとは全く別の立場でお世話になった人がいる。残念ながら、勝山では盆踊りだけでは人は呼べないだろうということで、いろいろ考えることにした。一つは、郷土芸能発表会である。踊りや歌や和太鼓がそれである。
それと、祭りには食がつきものだろうということで“手打ちそば”の模擬店を出せないかということであった。ある人に打診してみると、
「お盆はみんな忙しいから、無理やろな。ソバを打つにはお盆の頃は暑すぎるし。頑張っても1、2時間が限度やろな。」
ということだった。
食がないとさみしい。しかし、お盆に盆踊りの会場でソバを打ってほしいと頼む方が無理かも知れない。迷っていたが、もうこの人しかいないと「弁天ソバの会」のリーダーで勝山のアマチュアソバ会を束ねるNさんの家を訪ねた。
「盆踊りを盛り上げるためにも、お盆で帰ってきた人達に勝山のソバを味わってもらいたい。そこで、当日(8月15日)の夕方だけでも手打ちそばを出してもらえないでしょうか。」
Nさんは二つ返事で快諾してくださった。おまけに、どうせやるならと、午前11時から夜までやるというのだ。Nさんお厚意に感謝するためにも、盆踊りと共催の形で、「手打ちそば祭り」と銘打ってポスターには掲載してもらった。
当日の暑い中、黙々と弁天ソバの会の皆さんは「ゆめおーれ広場」のテントの中で、ソバを打ってくださった。私も味わったが、ひんやりとしたおろしソバはとても美味しかった。
今日は、Nさんの自宅を訪ねて改めてお礼を言わせていただいた。
私の現役時代(高校教員)には、NさんにPTA会長をしていただき、2人でPTAの全国大会に出た思い出がある。人望があって、誰もが尊敬の眼差しを持って接することのできる人物である。見習いたいところの多い人である。
そして、「持つべきものは……」という感を強くした次第である。
Y君のおかげで1時間が10日分の値打ちに
ここ数日間、一生懸命にホームページづくりの勉強をしている。DVDやマニュアル片手に必死で勉強している。わかることも増えたが、わからぬことも増えてきた。
今日も、夜、事務所で勉強していた。息子の友人のY君に他の用事で電話をすると今家へ帰る途中だという。
「今から事務所へ寄りましょうか」
ということになった。用事は数分で済んだが、ホームページづくりのわからない点を彼に話した。
約1時間いろんなことを教えてもらった。今晩の1時間は独習の10日分に匹敵するぐらいの値打ちがあった。
つい先日も、自宅のパソコンが動作不能になって彼に来てもらったが、真剣に対処してくれた。
この時もなんとお礼を言っていいのかわからないくらい有り難かった。
彼も、Nさんに似て謙虚な人間である。人柄のよい人は謙虚である場合が多い。しかし、周りの人達はちゃんと評価しているのである。力のない人ほど、自慢話を氏、自分の力を誇示するのであるが、逆効果になる場合が多い。
NさんとY君のおかげで今日一日とても気分がよかった。まさに、“持つべきものは……”と感じた一日だった。
(日記:午前中、暑い中、大根を植える場所を耕す。汗だくになった。その後、ホームページづくりの研究。午後も、継続。午後3時頃、太陽が雲に隠れたので、家庭菜園作業を継続。ところが、再び太陽が出て暑くなり、汗だくになった。その後、事務所でパソコン作業。夜、Nさん宅へ盆踊りの時のお礼に行く。そして、午後10時まで事務所でホームページづくり。)