自らのことばで情報発信
「何のためにこの年になってわざわざ産業支援センターまで出かけてホームページ制作講座を受けるのか」と自問自答してみる。自分の思いを情報発信したいからということになる。それならば、「なぜ、これまでに技術を習得しなかったのか?」ということになる。
結論は簡単である。すべて技術的なことは息子に頼むことができたからである。わざわざホームページの作り方を学ぶ時間があったら、音楽ソフトで曲を作ったり、描画ソフトで絵を描いたり、簡易アニメの原画を描いたり、映像編集ソフトを使いこなすほうに時間を使ったほうがよいと考えてきたからである。そして、それをホームページにアップしていればよかったのである。
しかし、息子がIT修行のために東京へ出てからは、もう頼ることができなくなったのである。彼も、開発やら何やらで寝る時間も惜しんでパソコンに向かっているような状況にあり、自分に合ったホームページを作ってくれる余裕もなくなったのである。
それでもあきらめきれないので、やむなく、この『ホームページ制作講座』を受けて、少しでも自分にあったホームページを作ろうと考え、講座を受ける気になったというわけである。
今日は、講座の二日目である。見やすいホームページを作るための様々な技術を学んだ。しかし、自分一人になったときに、果たして思い通りのホームページを作れるかどうかとなると自信は全く持てない。
私がホームページで一番やってみたいのは、二つのことである。一つは、楽しくて、ためになる高校の数学講座をネット上で展開してみたいこと。もう一つは、自作の歌(主に演歌やポップス)の発表の場を作ることである。
前者は、是非とも進めたいと思っている。長年の教員生活で、材料は十分あると思っている。ただ、数学となると、積分記号やΣや数列や対数など数学特有の記号をネット上でうまく使えるかということが心配になる。うまく記述できなければ、画像にして貼り付けなければならないかもしれない。
後者は、ネット上で知り合った人たちと一緒にいろんな歌を作りたいと思っている。ホームページがあれば曲を先に作って作詞を募集することもできる。この逆では、私も、何人かのネット上で知り合ったアマチュアの作詞家の人たちの詩に曲を付けたりしてきた。現にいくつかの歌は、今もネット上に存在している。
今回の講座には、会社から派遣された人たちもかなり参加している。私のように、個人で参加している者は非常に少ない。みんな若い。皆さんに伝えることがあるとすれば、習ったこをを早めに復習して若いうちに技術を身に付けておいた方がいいですよと。他人に頼っているといつまでも技術は身につきませんよと。
私も、今度こそ、なるべく自力でホームページを作り上げて情報発信したい。ホームページに詰め込む内容は有り余るほどあるのだから。
若い力に期待
今日も、和太鼓の練習だ。8月15日の夏祭り本番に向けて、最後の追い込みだ。和太鼓の曲はすべて私が作っているが、今では、若い娘たちと一緒に曲作りをするのも楽しいと思っている。私の作った曲で、もっとこうした方がよいと思うアイディアがあったら、遠慮せずに改めてほしいと言っている。
今日も私の事務所で、彼女たちは真剣にあれこれ考えながら、曲の一部を新しくしてくれた。動きに合わせて、楽しくなるように変えてくれたのだ。後は練習を積んで、身体で表現することだ。若い娘たちと和太鼓を打つという一つの目標に向かってがんばることは楽しいことだ。昼はパソコン講座、夜は和太鼓練習では、退職の身には結構こたえるが、私の活力になっているのは間違いない。
あと一日、『ホームページ制作講座』をがんばりたい。
(日記:午前、午後、『ホームページ制作講座』。夜、10時まで私の事務所で和太鼓練習。)