10数年ぶりの川泳ぎ
横浜(息子の仕事場は東京)から夏休みを過ごすために帰省している孫のために、田舎ならではの思い出を作ってやりたいといつも考えている。孫は夜になるといつも我々夫婦の間で寝ている。こちらの方がいろいろ思い出を作ってもらっているようなものだ。
海水浴にも行ってきた。今度は、ぜひとも、川へ連れて行ってやりたいと思っていた。孫の方から、「川へ連れて行ってほしい」と言い出した。私の末娘が小学校時代にいつも「川へ連れて行ってほしい」というので坂谷橋上流へ連れて行ったものだ。
そこには、いつも多くの子ども達が泳ぎに来ていたのだ。川は水が流れていて、魚も多く、プールと違って変化に富んでいるので、子ども達は川の虜になってしまったのだ。近所の子供も含めて何度も坂谷橋上流へ泳ぎに行ったものだ。
そんなわけで、今日、私達夫婦と、息子の嫁と孫2人で坂谷橋上流へ出かけた。ところが10数年ぶりに訪れた川は、末娘が行った頃とはすっかり川の流れが変わっていて泳ぎに適していないので諦めた。
思い出の地、勝原
そこで、少し遠いが、勝原へ行くことにした。勝原といえば、30数年前に、自分のクラスの生徒達とキャンプをした思い出の地だ。3年間この勝原でキャンプをしたクラスもあった。
国道を通り、勝原へ出かけた。3時過ぎではあったが、10数人が泳いでいた。先ず、河へ足をつけてみると、とても冷たい。少し、河の中央部へ向かって歩いてみると、岸辺よりも水温が高い。
孫は水着を付け、浮き輪を付けて泳ぎ出した。勝原キャンプ場の川は、水泳に適している。川の真ん中に、水面には出ていないが4、5畳ほどの大きな岩があって、そこで休むことができるのだ。岩の上の一番浅いところは30㎝ぐらいだろうか。岩の周りは川底が見えないくらいに深い。
孫は、浮き輪を付け、岸と岩を往復して泳いでいる。私は、孫の後について泳いだ。大きな岩は途中で休むことができるので私のような年配者にはとても有り難い。“牛に引かれて善光寺参り”ならぬ、“孫に引かれて川泳ぎ”である。
火照った身体に渓谷の川の水はひんやりしていてとても気持ちが
いい。河原にいれば、涼しい風が吹き、渓谷の緑が目に沁みる。みんなでもう一度来たいということになった。
中学生が、岩の上から水中に向かって飛び込んでいる。スリル満点だ。私も、30数年前には、この河原で、泳ぎ、岩の上から飛び込んだことがあるのだ。
私は川泳ぎ賛成派である。薬品の入ったプールは水泳の練習にはなっても、水と遊んだり、自然に親しむという点では、川とは比べようもない。晴れた日にぜひとももう一度来たいものだ。
帰りに、国道沿いの「水辺のいこい」の場で、下の孫が水遊び、実は、上の孫が泳いでいる間、下の孫はずっと車の中で寝ていたのだ。
子供は水遊びが好きだ。
(日記:午前中、家庭菜園で秋ギュウリの支柱立てなどを行う。その後、産業支援センターへ出かけて借りていたDVDと書籍を返却し、新たにDVDと雑誌を1冊借りた。午後は、事務所でパソコン学習。その後、孫達と勝原で水泳。久々の川泳ぎであった。)