復活の団子まき
私達の村には、曹洞宗の仏母寺がある。西暦1700年頃に、この村の有志が、曹洞宗の方慶寺の住職の隠居寺として建立したのだという。しかし、村のものは全員浄土真宗の門徒であり、宗派は違うが門徒のいないこの寺を長年守ってきたのである。
そして、私達の子どもの頃には、この寺で涅槃会には団子まきが行われてきたのである。それを今年は何十年ぶり課に復活したのである。この木曜日に、この寺の住職(三国から兼務でこの寺の住職を務めていただいている)から涅槃団子の作り方を教えていただいたのである。
最初に、村に伝わる郷土芸能『銭太鼓』を中年会の有志が奉納し、その後、涅槃会が営まれ、住職の読経が一時間あまり行われた。
そして、待望の団子まきが行われた。この頃には、子ども達も集まり、かなりの賑わいとなった。この寺とは疎遠だった者も、久々にこの寺へ集い、復活した団子まきを楽しんだ。
昔は、この団子を小袋に入れて持ち歩くと、蛇に噛まれないのだという言い伝えがあり、誰もが、団子を持ち歩いたものである。一種のお守りであった。
(日記:和太鼓楽譜づくり。午後、物置の整理。和太鼓の楽譜づくり。夜、子ども達とウェブカム:パソコンを使っての会話)