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マニフェストって?

23 4月

マニフェストにとらわれ過ぎでは
 最近、テレビを聞いたり(音声だけ聞きながら他の仕事をする)、ラジオを聞いたりしていると、マニフェストについての話題や新党結成の話が頻繁にニュースになっている。

 高速道路の無料化問題を例にとって私見を述べたい。まず高速道路を無料化すれば、どのような事態が発生するかはやる前から明らかであろう。多くの車が押し寄せて渋滞が派生することは明らかである。

 私達が、敢えて金を出してでも高速道路を利用するのは、時間と安全を買っているからであろう。無料になって渋滞が発生しても、高速道路を利用するものはどれだけいるだろうか?

 いきなり、高速道路の無料化を望むものもいるだろうし、子ども手当を望むものもいるだろう。両方望むものもいるだろうが、どちらか一方しか望まないもの、両方とも望まないものもいるだろう。まして財源の確保がおぼつかないままではなおさらである。

  マニフェストを掲げて選挙を行い、それらにとらわれて、国政が混乱してはいないか?よりよいものを求めて審議に時間がかかるのならまだ我慢もできようが、やらなくてもよいようなことに時間をかけて混乱を招くのはよくないことではないか。

マニフェストだからと言って
  例えば、A党が10のマニフェストを掲げ、B党が15のマニフェストを掲げて選挙に突入したとしよう。A党のマニフェストの中には、自分の願うものもあればそうでないものも混ざっているのは当然であろう。
  同様に、B党のマニフェストにも、賛同できるものもあればそうでないものもある。しかし、実際に選挙になると、A党かB党を選択することになる。
    例えば、A党が過半数を獲得したからと言って、A党のマニフェストの全てを認めて国民が投票したものでないことは、子どもだって分かる理屈である。

  ところが、過半数を取ったA党は、開けても暮れても「マニフェスト、マニフェスト」とマニフェストを実現しようと躍起になることになる。国民が賛同できるものもあれば、そうでないものもあるのは当然である。国会の場で、党利党略にとらわれず、十分審議して決定してほしいものである。

  腹が減ったので、和食の店に入るか、洋食の店に入るかを決めなければならないとしよう。和食の店に入ったとしよう。だからといって、和食メニューの全てが好きであるはずがないし、洋食屋にも、好きなものがあるはずである。
    ところが和食屋の店主は、客が望まないのに、次々と和食を作り無理矢理食べさせようとしている。そんな風に見えてしまう。

  マニフェストといえども、選挙が終わった後は与野党が十分審議して、よりよいものを決めてほしい。野党の議員の意見も充分取り入れて審議してほしい。

刺客騒動はやめて!
  今度の参議院選挙では、刺客騒動だけは起こしてほしくない。国民から見れば、数合わせのドタバタ劇にしか見えない。とてもプロの政治家が政治をやっているとは思えない。国政をそっちのけにして党利党略に走っていては政治不信を招くからである。

 今日一日のテレビとラジオを聞いての感想である。

(日記:午前中、我が家の整理整頓。午後は、事務所の整理整頓。)

 
 

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