RSS
 

Archive for 4月 7th, 2010

過疎化と過密化

07 4月

過密化
 息子の横浜の家で過ごす4日目。朝7時前に起きて、散歩に出かける。犬を連れて散歩する高齢者とたくさん出会った。この人達は日中何をしているのだろうか?

また、次から次へとやって来る電車に乗って多くの人達が動いている。この人達は何を考え職場に急ぐなのだろうか?沢山の人が集まる都会は、確かにいろんなことをする機会があり、いろんなものが溢れ、いろんな人が集まっている。
夢を求めて都会へ集まる人達は、それぞれ満足できる居場所を見つけることができるのだろうか?大きな組織の歯車になってはいないのだろうか?

電車で移動中、窓から見える横浜や東京の景色の中に、高層マンションやアパートがよく目に付いた。若いうちは、仕事にも脂がのっていて便利な都会で過ごすことに大いに意味があるだろうが、歳をとったときや、リタイヤした後はどうなるのだろうか?マンションの一室で何を考えどう過ごすのだろうか?

過疎化
 高校を卒業すると、多くの者が、進学のために、就職のために、地域を離れる。地域には働く場が少ないのだからやむを得ないことであるが、どこか悲しい。豊かな自然があり、綺麗な水と空気があり、美味しい食べ物がありながら、若者の多くはふるさとを離れていく。働く場がなければ、地域に留まることは困難であろう。

それならば、100人のうち1人でも、都会へ出て腕に力をつけてから、地元に戻って働く場を作ってほしいものだ。若者の起業を期待したい。きっと、豊かな自然の中でできる仕事があるはずだ。

吉幾三の「おら東京さ行くだ」ではないが、「おら田舎へ戻るだ」と言える人材の出現を待っている。きっとあるはずだ。田舎でもできる仕事が。

(日記:午前10時に新横浜を発つ。午後3時前に自宅へ到着。午後6時頃、歓送迎会あり。)