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Archive for the ‘未分類’ Category

時間の使い方

03 12月

間口を狭める
  私は自称「物好き」だと思っている。かっこよく言えば“ a man of curiosity ”か。好奇心旺盛だ。そうはいっても、このままでは体が持たない。一つのことを極めた人はすばらしいと思う。

  私はといえば、全部中途半端で手広くやっている感じだ。それならば、どれを止めるかとなると、簡単に決められない。それどころか、間口が広がりつつあるのが現状だ。

  これは自分のやっていることばかりではない。持っているモノも同様だ。捨てればいいものを捨てられないでいる。いつか何かのときに間に合うのではないかと思ってしまう。

  モノも間口が広く、やろうとしていることも間口が広い。限りある一日に収まりきらなくていつも忙しい思いをしている。退職者ののんびりした生活とはほど遠い。

  こんなことを考えながら、タマネギに燻炭を撒いていた。昨日はニンニクに、今日はタマネギにだ。来春の収穫が楽しみだ。作業をしながら、音楽を聴き、時間をどのように使うか、考えていた。

オカリナ練習。ほとんどはピアノ伴奏だが、ギター伴奏もある。ギターは私の担当。

(日記 午前中、先ず区の雑務。あまりにも天気がよいので、外での作業をすることにした。先ずタマネギに燻炭を撒き、次に枝打ちした木の枝や、庭木の剪定したものを軽トラックに積んで、大野市のゴミ処分場へ持っていた。その後、イチジクの木の剪定。外での作業を止めて、紙芝居の絵を描き、続けてオカリナの編曲作業。午後7時半よりオカリナ教室。遅羽地区のクリスマスと、自分たちのコンサートの練習をした。)

 
 

冬支度

02 12月

ようやく完了
 
12月に入った。いつ雪が降ってもおかしくない。冬支度も終盤戦に入った。畑の後始末がある。今日は、キュウリやナスや豆などに使った支柱を片づけた。また、牛糞堆肥の円形枠を分解してこれもそれぞれ所定の場所へ片づけた。これで、畑の後始末は完了。

大豊作だった我が家の家庭菜園のイチジク。完熟しなかった実が葉の落ちた枝にまだこんなについている。来年は、少し摘果しなければならない。

  その後自宅へ帰って、樹木の雪釣り。ほぼ、冬支度が終わった。雪が降る前に、もう一つ、しておきたいことがあった。

   それは、先月末に自宅で作った籾殻燻炭をニンニクとタマネギの根元に撒くことだ。マルチの穴にはニンニクと共に雑草が生えているこれを取り除きながらの作業となった。

 ニンニクに燻炭が効くのかどうかは分からない。しかし、虫除け、保温には効果がありそうだし、肥料分も少しはあるのではなかろうか。「炭はそもそも燃料として作られたものだが、近年の日本では燃やすよりも植物を元気にしてくれる効果に注目が集まっている。」とのことだ。

  燻炭も炭の一種なので、細かい穴が多く、ソコに微生物が住みやすいとのことだ。これが、植物を元気にするらしい。私は、感覚的に土によいと思っている。作物を育てると、土は弱ると思う。燻炭により、土自身も元気になるのではなかろうか。

  冬を前にしておくべきことは、家や庭ばかりではない。車もそうだ。自宅にある3台の車のうち、2台にはすでにスノータイヤが入っている。後1台も近々入れなければならないだろう。今日で、ほぼ冬支度は終わった。後は雪が降れば、井戸に入れてある水中ポンプのスイッチを入れればよい。家の横の坂道の新雪を溶かしてくれる。

  一番困るのは、屋根の雪下ろしだ。若い頃に比べて筋力が落ちたので、肩に負担がかかるのと、足腰が衰えたので、屋根の先端では恐怖心が出てきたことだ。作業そのものはいやではないが、体力の衰えとどう折り合いを付けるかがこれからの問題となるだろう。

制作中の紙芝居の画面。まだ2枚目。先が長い。

(日記 午前中は、紙芝居の絵描き。あまり進まなかった。11時半過ぎに昼食を食べ、家庭菜園の後始末。その後、庭木の雪吊り。先日枝打ちした樫の木の後始末。作業がほぼ終わったので、畑のニンニクに燻炭を撒いた。帰宅して、夕食前に、区の雑務。そして、再び紙芝居の絵描き。あれこれ雑用の多い一日だった。)

 
 

関心を持つ

01 12月

なるほど「愛する」の反対
  私は今年から、区長を務めている。自ら、少しでも何か区のためになることをやりたいと思うが、簡単ではない。一方、雑用はかなり多い。今、一番願うことは、一人でも多くの区民の皆さんに、「区に対して関心を持って貰いたい」ということだ。

上下の絵には八つの違いがあります。分かりますか。(『かたせ瓦版』10月号より。)

  今は、昔と違って、ライフスタイルがずいぶん変わってしまった。情報化時代であり、車社会であり、モノが溢れている時代である。ネットもあれば、テレビや雑誌やDVDやゲームもある。個人で楽しむことはいくらでもあるのだ。

 そんな時代に、「区に対して関心を持って下さい」と話したところでピンとこない人は多いと思う。そこで、読んで下さるかどうかは別にして、月2回『かたせ瓦版』を発行することから始めた。

  中には、「楽しみにしています」と言って下さる人もいるので、一人でも読者を増やしたいと発行を続けている。最近、「区の役員会で何が話されているか」を知っていただくために、役員会の議題を掲載し始めた。これも、区に対する関心を持っていただくためだ。

  子ども達にも、関心を持って貰おうと、瓦版に「まちがい探し」を始めた。2枚の絵の違いを見つけるものだ。私の所へ正解を言いいに来てくれた子どもには粗品をプレゼントしている。(大人の人でも「まちがい探し」に取り組んで下さる人はいるようだ。「間違いを全部探し出してホッとした」という人もいた。)

  さて、今日は、『12月定例役員会』だ。区民の皆さんに「区に対して関心も持っていただく」ための第二弾として各種団体毎の『役員と話す会』を提案した。最低でも6回開催しなければならない。これは、了承された。

  各役員の皆さんには、『役員と語る会に』に一度だけ出席していただくのだ。負担を少なくするために、自分の所属する団体に対して一度だけだ。私は、全ての団体に出席するつもりでいる。

 そして、区に対しての提案や要望などについて語っていただく予定だ。最後に、アンケートを実施したいと思っている。最初からアンケートをした場合には、よほど真剣に考えないと意見や提案は広がらないだろうと思う。

 他人と話しているうちに、その内容に触発されて新たな考えが浮かぶものだ。開催日は、田んぼなどの仕事の少ない1月から2月にかけて各団体に決めていただくつもりだ。

 最終的には、この中から、まちづくりにつながる知恵を汲み上げられればと思っている。はたしてどうなるだろうか。『役員と語る会』には期待している。話すことは楽しいことだと分かっていただけるのではなかろうか。

(日記 今日はあまりよい天候ではない。午前中、区の他区員会の資料作り。その後、創作紙芝居の絵を描き始めた。今日は一日、絵を描くと決めた。結構時間がかかった。午後も作業を継続。午後7時から区の『12月定例役員会』。色々宿題ももらった。)

 
 

映画を作ってみたい

30 11月

『旅の贈りもの~明日へ』を観て
  温泉の帰路、福井へ寄り、映画を観ることにした。いくつかあったが、その中から県内でロケした前川清、酒井和歌子、山田優主演の『旅の贈りもの~明日へ』を観た。

  主人公の高校時代と退職した現代をだぶらせながらストーリーが進行していくのだ。かなり偶然性の多い筋書きだったが、それでも十分楽しむことが出来た。

  この映画を観ながら考えたことは3つ。1つは、旅をすればそこから日常生活では得られない何かをつかむことが出来るのではと思ったことだ。それが「旅の贈り物」だと思う。

  2つ目は、人は誰でも、いろんなドラマを持っている。その生い立ちは、十分ドラマになるほどだと思う。特に、戦前生まれの人は、敗戦の貧しい時期から、復興し、物質的に豊かになっていく現代までを生きてきているので、それぞれの時期にいろんなことを経験しているのではなかろうか。

今日鑑賞した映画『旅の贈り物』のパンフレット。県内ロケということで特に興味を持った。

  そんな中で、青春時代を過ごし、就職し、結婚し、子育てをしながら、職場で頑張っていき現代に生きる姿はそのままドラマになるのではなかろうか。つまり、人は誰もドラマを持っているということだ。

  自分も、この映画を観ながら、自分の青春時代を思い出していた。それにしても、あっという間の50年だったと思う。これからも時間は早く過ぎ去っていくことだろう。

 3つ目は、映画を作ってみたいという衝動に駆られた。簡単ではないことは分かっているが、記録的な映画でも、ストーリーのある映画でも何でもいい。映画が作れたらと思う。

  先ずその前に、自分の作った歌の背景となる動画を撮影してみたいと思った。そして、出来ればYOUTUBEにアップしてみたい。これはその気になれば出来そうだ。

  とはいっても、歌詞に合わせた演出が必要であろう。そんな練習の後、ストーリーのある動画、つまり映画を作ってみたいと思う。簡単ではないことは分かっているが、チャレンジしてみたいと思った。

  私の高校時代の同級生であるOさんは、現役の映画監督だ。ほぼ毎年のようにテレビ映画の作品を作っている。数年前、撮影中のスタジオを家内と二人で見学させてもらったことがある。

 Oさんは ピリピリした現場で、次々と指示を与え、撮影を進めていた。現場にはかなり張り詰めた空気が漂っていた。そんな中を私と妻はなるべく音を立てないようにあちこち動きながら、現場を見て回った。

 最後には、監督のOさんや主演女優と記念写真まで撮らせてもらった。このときから、映画作りに興味を持った。いつか短編でも撮ってみたいと思った。当時作るならこれだと内容も決めていた。

 そして、今日、県内ロケの映画を見てその想いがよみがえってきた。しかし、これは今のところ未定で“夢のまた夢”になりそうだ。

(日記 ホテル二日目。朝食、入浴、そしてカラオケ。その後、ホテルを出て福井へ。しばらくして昼食。午後、映画『旅の贈りもの~明日へ』を観る。そして、ショッピング。勝山へ向かう。勝山で夕食も外食。かなり充実した二日間だった。普段では得られないモノも得たような気がした。「旅の贈り物」かもしれない。)

 
 

気分転換の温泉旅行

29 11月

気ままなぶらり旅
  最近何かと忙しかった。今日はとにかく何も考えずに、ショッピング(ウインドウショッピングも含む)をし、家内と二人で温泉へ行くことにした。気分転換のためだ。

 今は、便利な時代になった。旅館の申し込みなどは、全てパソコンでできるのだ。今回は旅館の予約だけだが、それでも日時や部屋などもをネットで選ぶことができる。

 今春、家内と二人でハワイへ出かけたが、このときは、国内線、国際線、空港での手続き、経費の支払いなど全てをネットでできた。そのため、空港で手続きをする必要がなかった。

  特に、飛行機の座席は、機内のシートマップまで出てきてどこへ座ろうかなあと自宅で考えることができたのだ。また、向こうで泊まるホテルもパソコンで選ぶことができたのだ。おまけに、ネットの方が安いのだからうれしい。

 現地では、関係者が空港まで迎えに来てくれ、マイクロバスでホテルまで送ってくれたのだ。昔なら、考えられないことが今ではできるのだ。帰りも、空港までマイクロバスが迎えに来てくれたし、飛行機の座席も好きなところをネットで選ぶことができた。

 最近の旅行は、ネットでも、かなりの選択肢があり、飛行機と一緒に申し込むと旅館やホテル代も格安になるのだから、うれしくなる。おそらく、各旅行会社も競争が激しいのだろうと思う。

(日記 温泉では仕事のことは何にも考えなくてもよいように、午前中、冬に備えて丸くカットしたつげの木の雪囲いをした。これで、雪囲いは、一部の立木のみとなった。昼食後、温泉へ向かった。カラオケ、風呂、ごろ寝、この二日間は何もしないでのんびり過ごすことにした。)

 
 

生活習慣

28 11月

毎日少量運動継続
  最近、本当に忙しかった。手広く何でも引き受けるために、自分で自分を忙しくしているところがあった。やりかけると中途半端は嫌いな性格なのでついつき時間をかけてしまいがちである。

 そのため、家内から「退職したのに何でこんなに忙しいの?」と言われる始末である。確かその通りだ。自分で自分を忙しくしているのだ。限りある時間を有効に使いたいと思う。優先順位を考えて。

  今日は、2ヶ月に一度の定期検診の日。前回とほぼ同等の数値だった。検診を終えて、帰ろうとすると、かつての同僚と会った。彼は、それまで取り組んでいた音楽活動をきっぱりと止め、今は時々、神社仏閣や城などを巡り歩いているという。

  「毎日ひまや、今日は何をしようかな」と帰り際に言っていた。うらやましいような、うらやましくないような気がした。私としては、やるべきことをなるべく早めにして、いつでも自由時間を作れるようにしなければと思う。

 そして、一日に一度は運動しなければと思う。自宅にはウオーキングマシーンやテレビショッピングで買った運動器具が使わずにあるのだからこれらを有効に使いたい。

  「生活習慣」をもう一度見直したい。そして、勝間さんではないが、「生産的時間」を増やし、「消費的時間」を少なくしなければと思う。勝間さんによれば、義理の飲み会は消費的時間、自転車通勤や運動は生産的時間だという。

 そして、講演会も消費的時間、本を書くことは生産的時間だと言っていたような気がする。確かに、同じようなテーマについてあちこちで話すのは勝間さんにとっては時間の無駄かもしれない。

  私も、なるべく「生産的時間」を増やしたいと思う。そのためには、健康は重要な要素だ。思いついて運動しているだけでは体力はつかないだろう。運動が一日の生活の中に定着するような「生活習慣」を確立しなければならないと思う。

 「習慣」とは無理矢理何かを行うのではなく、それをしないと気持ちが悪くなるぐらいでなければ本物ではないと思う。そうでなければ、三日坊主か十日坊主になってしまう。定期検診を受けて改めて運動の必要性を感じた一日だった。

(日記 午前中は、定期検診のため済生会病院へ出かけた。何人かの知り合いと出会った。健康の重要性を改めて感じた。帰宅後、パソコンで紙芝居の絵を描いた。午後3時から、市内の民謡グループに民謡を指導に出かけた。私のライフワークの一つに盆踊り復活がある。特に、地元の民謡による盆踊りを願っている。今日は、私の作った『勝山よいとこ』を指導した。その後、図書館へ出かけ、紙芝居の参考にするための本を借りに出かけた。今回、熊の絵を描かなければならないが、簡単ではない。)

 
 

東北への道

27 11月

何か役立つことがあるのでは
  東日本大震災が発生してからかなりの時間が経った。被災者の皆さん方の状況はテレビや新聞で一部は報道されているが、多くの方々は、将来のも見通しも立たず、苦労しておられるのではなかろうか。

 震災直後は、義援金を送ったり、ボランティアで出かけた人たちも多かったのではなかろうか。私も、わずかながら寄付をさせていただいたが、それで終わったわけではない。

  自分として、本当に役立つ場所があるのではなかろうかと思っている。避難所や仮設住宅で暮らしている方々、あるいは、自分の家をなくしたために親類や縁者、就職先などを求めて全国各地で避難している方々も少なくないだろう。

  そうした方々に対しては、自分には何ができるのだろうかと考えてしまう。小・中学生、あるいは一部の高校生の算数・数学指導に少しは役立つかもしれないし、高齢者の方々には、話を聞いてあげることもできるかもしれない。

主人公となる二匹の“のら犬”。(背景は仮置き)

  一緒に考えさせていただくことができるかもしれない。いずれにしても、「上から目線」ではなく、横並びの立場で何かできたらと思う 。将来を担う子どもたちには、学習指導の他に、読み聞かせや、紙芝居、昔の遊びなどを一緒に楽しむことができるかもしれない。

 是非ともやってみたいことの一つに、創作紙芝居があると思ってきた。現在、幼児や子ども向けには三つ、大人向けには二つの紙芝居を作り、年に何回かは演じている。小さな子ども向けの紙芝居を五つ以上は作りたいと考えている。

 ようやく、いろんなことが一段落したので、今日から再び『創作紙芝居』の制作を始めた。先ず、最初の作業は、童話を紙芝居化するために、画面を分割した。その結果、20枚の絵が必要なことが分かった。

  のら犬が主人公の童話だ。パソコン(フォトショップ)を使ってタブレットで絵を描くので、主人公となる子犬の絵を数枚、それからのら犬のボスの絵を1枚描いた。この紙芝居は、12月18日に「野向保育園」で初披露するつもりだ。

 登場人物となる動物は何枚も描かなければならないので、最初に場面を想定して描いておくのだ。背景は後から描いて組み合わせればよい。これが私のやり方だ。

  20枚の絵を描くことは大変なことだ。しかし、あまり先を見ず、これからは「毎日パワー」で、毎日1~2枚ずつ描き貯めればそのうちにできあがるはずだ。紙芝居ができれば、簡単に自作の絵本もできる。創作は楽しい作業だ。

(日記 午前中から、紙芝居制作を開始した。午後2時半頃、「籾殻燻炭」を作るために、いつものように、煙突を設置し、籾殻を周りに置いて燃やし始めた。できあがるまでに、約五時間はかかるので午後7時過ぎになるだろう。その後も、紙芝居の絵を描き続けた。久々にのんびりした一日だった。)

 
 

オカリナコンサートに向けて

26 11月

初めてのコンサート
  初めてのオカリナコンサートまで一月を切った。私の役割は、先ず第一に編曲をどうするかだ。同じ曲でも編曲によって聴き映えが変わるからだ。

  市販のオカリナの曲集はほとんどがソロか二部ぐらいだ。これでは10人のメンバーを生かし切れない。ある者は高音を、ある者は中音を、ある者は低音を受け持ち、チームとして少しでも幅のあるよいハーモニーを聞かせたい。

  これは、オカリナの合奏だけのことではない。家族でも、スポーツのチームでも、地域の各種団体でも同じことだと思う。所属するメンバーの持ち味を生かすことが大切だ。

自分たちが主催する第一回目のオカリナコンサートのポスター。

 それと、所属するメンバーの技量を生かすことだ。複雑な演奏を得意とする者、綺麗な音を出すことが上手な者、メンバーには個性がある。

 それらを生かしながら、少しでもよいハーモニーを聴かせるには編曲が大きな鍵を握る。逆に技量があっても、編曲が悪ければ綺麗には聴こえないだろう。

  この点、編曲は料理に似ているかもしれない。同じ素材であっても、料理の仕方で美味しさは変わる。素材の味を生かさず、ただ、空腹を満たすだけの料理しかつくれないのでは情けない。

  ただ、私は音楽の専門家ではない。素人バンドを経験しただけである。料理で言えば、味噌汁や卵焼きや煮物、炒め物が少し出来るだけの力しかない。

  いろんな音楽を聴きながら、編曲を勉強している最中だ。編曲も、ある意味では創作のようなものだ。ようやく、本番で使う曲の半分だけ編曲を終えた。本番では、少しでもよい「オカリナコンサート」にしたいものだ。

(日記 今日は朝から雨。午前中はオカリナコンサートのポスター作り。午後は、オカリナコンサートの編曲作業。午後7時半よりオカリナの練習会。今回は伴奏も生で行うのだ。もうしばらくは、オカリナの編曲作業が続きそうだ。楽しいが時間のかかる作業だ。)

 
 

収穫感謝祭

25 11月
会を盛り上げるために自分にできることは
  今日は、『農事組合法人かたせ』の収穫感謝祭だ。今日の日程は、午前8時から午前11時までは里芋即売会。午前11時からは餅つき、午前11時半から開会式、そして、会食。
    会食時間中の午後0時半から、区民3名(オカリナ教室の片瀬区メンバー)でオカリナ演奏。午後1時から、『お楽しみビンゴ大

「ソバ打ち」の第一歩はこねることから。素人には難しい工程だ。

会』。感謝祭の懇親会(会食)は、午前11半頃から始まるが、準備の者は、それぞれ早朝から集まって作業開始。  

  建前上は、『農事組合法人かたせ』の感謝祭であるので、各種団体のメンバーは有志という形で手伝うことになった。私個人は、『片瀬区』も『農事組合法人かたせ』もほぼ同一視している。  

  区民のほとんどが組合員だからだ。区民の多くが高齢化し、後継者不足で田んぼはありながら、農業ができないのだ。そこで、区民が組織したのが、この組合である。  

  しかし、区の中にはいろんな考えを持つ人がいて、「区と法人は別物」と考え、動員さえままならないのだ。従って、組合の役員以外は、区民が法人に奉仕するという形でこの感謝祭の手伝いなどを行っている状況だ。
   

「若い人は覚えが早い。」“ソバ打ち”を学ぶために来たというH君。今年の大晦日は自力でソバが打てそうだ。

 私は、この会を盛り上げるために、午前8時頃から集会所へ出かけて「そば打ち」の手伝い。といっても、ここで「そば打ち」を手伝っているうちに、何とか自力でソバを打てるようになったのだ。手伝うというよりも、そば打ちを勉強しているという感じだ。  

  おかげで、年越しソバは自分で打てるようになり、毎年そうしているのだ。  

  今日は、若手のH君が「ソバ打ち」を勉強したいとソバ打ちの手伝いに来た。彼の奥さんにはソバの切り方を習ったとおりに教えてあげた。今年の大晦日は、H家では年越しソバを家族で打つことだろう。  

  午前11時に『新穀感謝祭』開始。子どもたちの餅つき体験が始まった。続いて開会式では、法人理事長、県議、市議の挨拶があり、私が乾杯の発声をして会食が始まった。つきたての餅の入ったぜんざい、午前中みんなで打ったソバ、里芋の煮っ転がし・田楽、漬け物、酒・ビールなどが出た。  

  参加者はおそらく腹一杯だったことだろう。その後、私たちのオカリナ演奏。5曲。「エーデルワイズ」、「上を向いて歩こう」、「赤とんぼ(歌入り)」、「となりのトトロ+さんぽ」、そして最後は「ふるさと(歌入り)」。  

子どもたちの餅つき体験。いつの日にか家庭で餅をつく日が来ることを願う。

  終了と同時に、ビンゴカードを配布して「お楽しみビンゴ大会」。私が自ら志願して司会を務めた。今日は区の主催ではないので、一組合員としての参加だ。一昨日、家内と二人でホームセンターへ出向き、一品一品選んで景品を購入したのだ。  

  「バナナ一房(美味そう)」、「リンゴ一袋」等の他、生活用品、菓子・ラーメンなど、女性達の要求通り、消耗品を中心に選んだ。押し入れに入ってしまうモノではなく、使い切ってしまうモノを選んできた。購入した景品の値段は、2,000円~100円まで120点を準備した。  

  生活必需品の価値(値段)の分からない男性は、2,000円の景品には見向きもせず、100円あまりの景品を選んで奥さんをやきもきさせたり、子どもたちもママ達のはらはらするする中で100円ぐらいの景品を選ぶなどして、会場の笑いを誘っていた。  

  一人一人が、こうした行事を盛り上げるために、自分でできることをやっていけばまだまだ盛り上がるのではなかろうか。とにかく、子どもたちにとって楽しい行事になることを願う。子どもたちにとって思い出深い収穫感謝祭になることを願う。次の時代のバトンを受け取るのは彼らなのだから。  

賑やかに会食。みんなお腹一杯、ぜんざい、ソバ、里芋の煮っ転がしなどを食べたようだ。

(日記 午前6時起床。8時に集会所へ行き、『収穫感謝祭』の手伝い。11時近くまでソバ打ちの手伝い。こねること、伸ばすこと、切ることなど、一通りの行程を経験した。収穫感謝祭が終了した後の午後3時過ぎから、できたばかりの籾殻燻炭の袋詰め作業。続いて雪囲い。今日は快晴で雪囲い日和でもあったのだ。サラリーマンの皆さんは貴重な晴れの日に行事があったのでやきもきしていたのではなかろうか。近所のMさんも雪囲い作業を始めた。忙しかったが、楽しい一日だった。)  

   

裏方を務めた婦人会の皆さんの休憩風景。ご苦労さんでした。

 

 
 

健康な作物作り

24 11月

籾殻燻炭づくり
  変な話しだが、曇天を待っていた。それは燻炭づくりをするためだ。晴天だと、隣近所が洗濯物を外へ干したりするために、煙の出る燻炭づくりは適当ではない。できない。雨の日だと、糠がうまく燃えないのでこれも適していない。

 今日は、曇りそうだと思ったので、燻炭づくりをしようと決めた。先ず、杉葉をたきつきにし、火を燃やした。その上に燻炭作り用の煙突を置き、その周りに籾殻を4袋置いた。後は、籾殻が黒くなるまで待てばよいのだ。

午前9時頃、籾殻燻炭作り開始。

 午後になって、ようやく煙突の周囲に置いた籾殻が黒くなり始めた。午後3時前に、籾殻を広げ水をまいた。こうして、第一回目の籾殻燻炭作りは終わった。今年は、あと、最低2回はやりたい。

  私は、自家用と子どもや親戚に配るために野菜作りをしている。安心して食べられるよう、農薬は少しでも減らし、肥料は化成肥料をなるべく少なくし、有機肥料である鶏糞や六呂師の牛糞堆肥をたくさん使っている。

  それと同時に、昨年から籾殻燻炭を作って使っている。害虫予防や保温や土壌改良によいのではないかと思っている。作物の根元に撒いたり、土に混ぜたりしている。効果があるのかないのか検証できないが、作物の健康にはよいのではなかろうか。

  雪が降るまでに、ニンニクやタマネギの根元にも籾殻燻炭を撒いておきたい。農作物を「食品」とみなすか、「商品」とみなすかで作り方は大きく異なる。後者の場合、見かけをよくするためには農薬は欠かせないだろう。

午後3時頃、籾殻が黒くなり始めた。完成間近である。

  今年もたくさんの柿が実ったが、私は一度も消毒をしていない。柿の木には、毛虫などたくさんの虫が発生するが、それでも農薬は散布しない。それは柿を「食品」と見なすからだ。見かけはあまりよくないが、自分で食べる場合には気にしないことにしている。

(日記 午前中は、家内と二人で籾殻燻炭作り。そして、オカリナの楽譜作り。午後1時から、明日の『収穫感謝祭』でオカリナを演奏するために村のNさんに家へ来てもらって練習した。朝は3人で演奏するつもりだ。午後4時より『親子太鼓教室』。今日も曲太鼓1曲と『左義長ばやし』の練習をした。もう少しで親子とも櫓に登って太鼓を打てるようになりそうだ。)

親子で左義長ばやしの練習。本番を意識して、一人ずつ、太鼓を叩いた。