次女を訪ねて
午前8時3分の電車で福井へ向かう。福井から東京へ。次女と会うのは夕方ということで、まず上野で『ミケランジェロ展』を見る、福井で見られなかった展覧会だ。
その後、家内のリクエストで上野動物園へ。パンダを見るが、平日なので、ゆっくり見ることができた。動物を見ながらつくづく思う。
人間のせいで、気候の全く異なる日本へ連れて来られて狭い檻の中で人間の目にさらされている。しかも仲間は少ない。人間なら耐えられないだろう。
そんなことを考えていた。なぜ、こんなことを考えるようになったかというと、以前に地球の歴史を勉強したからだ。この世に、生物が誕生してから次々と進化してきた。
人間もそうした生物の一つだ。それが地球上では一番いばっている。人間のために地球があるわけでもないのに、動物たちを檻に閉じ込めてそれを見ている。動物から考えれば理不尽なことだろう。
そんなことを考えながら、上野動物園を後にした。その後、時間調整のためにアメ横をぶらつく。平日でも祭りのような賑であった。
時間になったので、待ち合わせの場所、新宿へ。その後、立川へ。娘の友人とも会い、夕食。しばし歓談。娘の下宿先で宿泊。
移動の際、何度も地下鉄に乗ったが、都会の人の多さには驚く。まさに人、ひと、人である。田舎では、人の滅多に通らない商店街があるというのに。
それと同時に、地下鉄に乗って狭い地下を移動していると、もしもこんなところで地震でも起きたら大変だろうなあと思ってしまう。
慌ただしく都会の一日は、終わってしまった。この歳になると、田舎での暮らしに慣れてしまって、都会は遊びに来るにはよいが、住むところではないと思ってしまう。
(日記 午前中、東京へ向かう。娘と会うためだ。ついでに、上野へ行く。その後、新宿で次女と会う。この日は娘の下宿に宿泊。)