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やっと家庭らしくなった

31 5月

一人暮らしよ「サヨウナラ」
  約3週間、妻が入院したので私はその間一人暮らしだった。今日、退院してきたのでよかった。「一人暮らしよサヨウナラ」だ。

  一人暮らしも10日ほど過ぎると何をどうしなければならないか、少しずつわかってきた。生活の知恵という奴かもしれない。

  安易に持ち物をポイとどこへでも置くと、それらを探すのは大変難しいことがよくわかった。“ものを探している時間”がずいんぶんあった。

  「2台の車の鍵」、「携帯電話」、「デジカメ(常に持ち歩いている)」、「免許証」、「カード類」、「工具類」などだ。家内と二人でいるときは、「……知らない?」と言えば、「……で見たよ」と答えてくれることが多かった。

 また、音楽の楽譜については、色々持っていてもほしいときには出てこなくて困ることが多かった。「演歌の本」、「民謡の本」、「ハワイアンの本」、「ジャスやロックの本」、「Jポップの本」、「映画音楽の本」、「フォークソングの本」、「オカリナの本」、「コーラスの本」、「童謡・唱歌の本」、「楽器演奏の本」……これらの本を持っているが、ほしいときには出てこなくて困った。

退院して帰宅する前に寄った事務所横の家庭菜園で記念写真。エンドウが実をつけ始めた。

  「モノ」は所定の場所を決めて、使ったら必ずそこに置いておくことを守らなかったら、一人暮らしはできないだろうと思う。

  二人暮らしでも何人暮らしでもそうだろうが、「使ったら元へ戻す」ということをいやと言うほど学んだ。「モノ探しの時間」を減らすためにも、このことはこれからも守りたい。

食事もなかなか大変だった。食べたいものを買うのだが、一人暮らしには全て量が多すぎる。するとどうなるか。あれが残っているから食べなければ、これが残っているから食べなければ腐ってしまうと気にかけなければならない。

  「食べたい」というよりも、「食べなければ」という気持ちの方が強くなっていく。食事の楽しさや作る楽しさが半減してしまうのだ。そして、食べきれずに捨ててしまうこともあった。やはり、二人以上でないと不経済になる。

  洗濯も時間を有効に使って、少しまとまったら必ずすること。そして、食事の後片付けはたまらないうちにすること。使った食器を貯めると、後始末が大変だし、使う食器が多いと、洗った後に入れておく「洗いかご」もいっぱいになってしまう。

  誰とも話さない生活は精神的にもよくないだろう。今日から二人暮らし。お互いにできることをやりながら、日々の生活を楽しみたい。

  二人が共通にできる部分を持つと同時に、一方ではそれぞれが勝手に過ごす時間を持ちながら、これからの生活を送りたい。1+1が2より少し多くなるように互いを尊重しながら、日々の生活を充実させたい。

(日記:午前中、家内を迎えに医科大病院へ行く。荷物を載せ、家内と一緒に、福井の方へ出て楽器屋へ寄り、食事をしてをして、家具屋へ寄り、オットマン付きの椅子を二つ注文し、腐葉土や野菜作りの土を買い、スーパーで買い物をして、自分の家庭菜園へ寄った。妻は、成長した野菜を見て喜んでいた。午後4時から、勝山城博物館で祭りについて話し合いを持った。その後、『中庄小三郎音頭』の楽譜とカラオケ(CD)を持って、大野市へ向かい、歌謡教室の先生の所へ行った。後日吹き込んで貰うためだ。私の作った歌のほとんどはこの先生にお願いしている。本当に頼りがいがあり、尊敬できる先生だ。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を地でいくような立派な先生だと思っている。この先生のおかげで、私の創作意欲が継続していると言っても、過言ではない。)

 
 

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