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修学旅行の生徒で賑わう長崎(5日目)

15 4月

長崎の二つの顔
 長崎には二つの顔があるように思う。

平和祈念像の前で

まず一つは、日本の近代化のスタート地点である。グラバー邸や出島などがそれであろう。異国情緒が漂うまちである。この地で幕末の志士たちが出会い、活躍したまちであり、それらを多くの外国人が理解し、支援したまちでもある。

もう一つは、世界で最後の被爆国であり平和に特に関心のある都市である。平和公園や長崎原爆資料館平和祈念像がその象徴であろう。平和ぼけしている私達に平和について考えさせてくれるまちである。

鹿児島や土佐、長州は、外国の状況について常に最先端の情報を入手することができる地域であった。しかしながら、20世紀になってからは、世界の状況をしっかりと見つめることができる人材が少なかったということであろうか。無謀な戦争のために多くの人達の命が失われたことを思うと心が痛くなる。

改めて“事を成すのは人である”と感じた

貸衣装を身につけた修学旅行中の女子高校生と一緒に

一日だった。修学旅行生が多いのもそのためだろうか。中学生、高校生にたくさんであった。また、外国人とも多く出会った。特にアジア系の人達の多さが目に付いた。

(日記:朝、熊本を出発し、長州港から多比良港までフェリーで渡り、長崎へ。ホテルの駐車場へ車を預け、電車で街中を移動。中華街、大浦天主堂、グラバー邸、平和公園、原爆落下地点の公園、長崎原爆資料館、出島、そして長崎まちなか龍馬館を見学。よく歩いた一日だった。)

手からえさをねだるカモメ(長洲-多比良間フェリー)

 
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