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PDCAサイクルについて

04 1月

「現状分析」が一番大切だと思う
物事を実行するのにPDCAサイクルが大切だと言われている。PDCAとは,一般に、P:計画,D:実行,C:評価,A:改善と言われている。

しかし、私は現役時代から、ずっとこのサイクル(流れ)には疑問を持っている。現状分析が欠けていると思うからである。現状分析は“analysis of present state”とも“present data analysis”とも英訳される。
そこで、「現状分析」を短く「A」(=“Analysis”)とすると、PDCAを繰り返すよりもAPDCを繰り返した方がよいと思っている。

雪のない正月となった。(→は我が家)地球温暖化の影響だろうか?

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例えば、「少子化問題」を取り上げるならば,「なぜ少子化が起こったのか」を十分分析してみなければならない。それをなくして、新たに、対策を立てて実行してもほとんど成果を上げないだろう。少子化担当大臣をおいて、この問題に長年取り組んではきたが成果はそんなに上がっていないのではなかろうか。

少子化を招く原因は、ざっとあげただけでも(現役時代に考えてみた)、数十の原因が考えられる。それらのうち克服できそうなもの、そうでないものを各方面から十分吟味して、対策を立てなければならないと思う。

物事を一面から見ているだけでは、PDCAのサイクルはそんなに成果が上がらないだろうと思う。少子化を考えるならば、身近な自分の集落の現状から始めて、各地区、町、市、県、……のデータを十分分析し、それらの原因を考察して始めてP(計画)のスタートに立てるのではなかろうか。

実際の問題で、いろんな人と話してみたいものである。早速、今月から実行開始である。

 

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