RSS
 

Archive for 1月 6th, 2016

10年前に考えたこと① 二極化 

06 1月

変わる社会① 二極化 2006-01-04
(今の社会を考えるために10年前に書いたブログを時々掲載します。)
自由な競争が激化すると、勝者と敗者が生まれる。これに勝負に加わらない者も出てきて世の中は複雑な様相を呈する。

・金を持っている者と持たないもの者
・学ぼうとする者と学びを放棄した者
・人を使う者と使われる者
・人付き合いの出来る者と出来ない者
・働こうとする者と働かない者
・成功した者と失敗した者
・差別する者と差別される者……。

勝者であろうと敗者であろうと、人は誰でも、“自分の存在を認められたい”と思っている。こうした気持ちは意識するしないにかかわらず、誰もが持っていると確信している。

そのために、自分の存在感を他人に認められない敗者の行動が気がかりである。敗者がそれをバネにして自分を向上させるよう努力する場合はよいが、より弱者に攻撃的に向かったり、反社会的な方向に向かう場合も少なくないからである。

フランスでの暴動(※)のように、抑えられていた感情が何かのきっかけで、いつどこでどのように爆発するかも分からない。最近起こる異常な事件にもこうした傾向は見られる。社会はどんどん大きなリスクを抱えていくようで心配である。
(※ 2005年パリ郊外暴動事件:2005年10月27日にフランス・パリ郊外で北アフリカ出身の3人の若者が警察に追われ逃げ込んだ変電所で感電し、死傷したことをきっかけにフランスの若者たちが起こした暴動。暴動はフランス全土の都市郊外へ拡大した。)

グローバル社会とは何か、グローバルスタンダードとは何か、本当の豊かさとは何か。南の島の住人、砂漠の民をも巻き込んだ大競争時代。自国中心主義。

持たなくてもよいモノまで持たされたり買わされたり、時間に縛られたり、必要以上の労働を強いられたり、マスコミに踊らされたり、他人に縛られたりして生きていくことが現代では当たり前になってきている。

「本当の豊かさとは何か?」、「幸せとは何か?」
その答えは、自分の中にある。他人と比べるのではなく、他人の基準で動くのでもなく、繰り返される単調な日々の生活の中で、些細なことにでも幸せを感じることができる受信機を持つことではなかろうか?人生は日々の積み重ねなのだから。

(メモ 午前中 バンド練習カラオケ作り。午後。数学の問題を解く。)