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3.11に思う

11 3月

復興は半ば
ここ数日間、東日本大震災の特集がテレビや新聞で続いている。沿岸各市町村の復興状況にもばらつきがある。そんな中で、福島県沿岸地域の状況は他の地区以上に深刻な問題を抱えている。

津波被害によって肉親を失われた家族の苦しみは私達の想像を超えている。また、ほぼ無期限に我が家へ戻れない人達の苦しみ、経済的な負担、いつ終わるか分からない避難生活、高齢者には特に苦痛であろう。このような災害がなくても、今、日本の地方では地方への人口移動による「地域消滅」の危機に瀕している。その上の災害だから、深刻さは私達の想像を絶する状況であろう。

そんな中で、国の対応は柔軟さを欠いているように思わざるを得ない。現場感覚を欠いた言動が多すぎるように思えてならない。避難地域などの機械的な線引きは被害者の中に対立を生んでいる。

原発についても、いろんな意見がある。必要性は分からないでもないが、その前に、やっておくべきことがあるのではなかろうか。「核廃棄物の処理方法と場所」、どんなに新しい原発でもいずれ廃炉になるのだから「廃炉技術の確立」、そして、「動かす場合の安全性の確保」が大切ではなかろうか。こうしたことが曖昧のまま、再稼働に前のめりになっている一部の関係者、政府関係者。自然災害に人災が加わらないことを祈るばかりである。被災地の人達に対して私には何ができるのだろうか、考えさせられる一日だった。

こんな中で、福井新聞の記事「拓く力」の人材・組織開発プロデューサー若新氏の発言には同感できることが多かった。
「人間そのものは高見を目指す生き物だ。経済の成長というより、文化的な成長を目指してもいいのではないか。経済に過剰に投資しすぎていないか。……。豊かな時代に必要な教育や会社の在り方は、目標を達成させることではなく、自ら働く意義を見つけさせることだろう。」

(日記 午前中は数学。午後も3時頃まで数学。その後晩ご飯までドラム練習用カラオケ作り。ずっとパソコンを見ていたので目が疲れた。でも充実した一日だった。)

 
 

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