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市政60周年に思う……減り続ける地方の人口

01 9月

あれから60年
 勝山市が1町8ケ村の合併によって、市になったのは、今から60年前の昭和29年だ。私は、11歳で小学校6年生。勝山市誕生を祝って提灯行列をしたことを思い出す。その際歌った歌の河岸の一節は今でもはっきりと覚えている。特に、その歌詞の一部の「……三万八千住民は……」は時々思い出す歌詞だ。今、人口は当時より1万3千人以上も減って2万5千3人(7月末現在)になっている。

市民会館で行われた勝山市の市制60周年記念式典。

市民会館で行われた勝山市の市制60周年記念式典。

 この傾向はこれからも続くだろう。先般の発表された 民間の有識者による日本創成会議(座長:増田寛也元総務相)の人口減少問題検討分科会の予測では、勝山市の若い女性の減少が激しく、人口は激減するという。

 特に指摘されている問題は、「地方から若い女性が都会へ流出する」ことだ。人口の集まる東京・大阪・名古屋・広島・福岡などの政令指定都市→その周辺では、少子化を実感できないかも知れない。

 『日本創成会議』では「消滅可能性都市 一覧」を発表している。それによると、県内の市の2010年から2040年の若年女性減少率のトップは、大野市(-62.8%)、次いで勝山市(-58.2%)、小浜市(-50.7%)となっている。町では、池田町の-71.1%がダントツだ。

 式典には、知事、衆参の国会議員、県議、市町の代表などたくさんの政治家の方々が参列しておられた。危機感はどの方も持っておられるのではないだろうか。大胆な施策を実施しなければこの難局は乗り切れないのではなかろうか。

 『ふるさと納税』制度があるが、私は、地方で起業する会社には、メリットを大きくすることを国で考えてもらってはどうかと思う。税制面での優遇ばかりでなく、会社の立ち上げや人件費などでもメリットのあるようにして、都会で起業する以上のメリットを考えることができないだろうか。そろそろ誰もが、真剣に考えないと日本の将来は危うくなるだろうと思う。

(日記 午前中は、市制60周年記念式典に出席。午後は、先般行われた娘の結納の写真の整理。あっという間に一日が終わってしまった。)

 

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