役立つのではなかろうか
今、高校の『数学B』の参考書作りを行っている。ようやく、そのうちの“数列”が完成しかかった。そこで、今日は、先日行われたセンター試験の数学Bの“数列”の問題を解いてみた。
そして、驚いた。少なくとも今回の試験問題では、私が“数列”の『重要例題』として取り上げている17問のうちの3問の類題が出題されていた。大いに自信を深めた。
何年もかかって作り上げたものだけに、かなり有効であることが分かった。各単元ごとに『重要例題』を示し、それらの解説とポイントを書いているのだが、各単元の問題数は数問から十数問に絞っている。
高校生にはそんなに負担ではないようにしているつもりだ。基本さえ分かれば、後は考えるだけだ。基本が理解できていないのに、次々と問題を解いても解法を暗記するだけで、応用がきかず、考えることもできないと思う。
そんなわけで、重要だと思うものを厳選して掲載しているつもりだ。これまで、何冊参考書を購入したか分からない。現役を退いて役所へ行っても、退職して自由の身になってからでも、参考書を買うことは継続している。
自分の参考書のどこに不足があるかを調べるためだ。まあまあのレベルには達していると自分では思っている。何よりも、オリジナリティーがあると勝手に思っている。
それは、長年数学を指導してきてそこから得られた経験があるからだ。生徒達の指導から得られたものが一番大きい。そういう意味では、このような作業ができるのはかつての生徒達のおかげであることは間違いがない。
(日記 終日、参考書作り。午後は表紙を作った。とりあえず、単元ごとに冊子を作り、最後にそれらを一冊にまとめたいと思っている。早速、高校生に使ってもらいたいと思う。来週中には『数列』の部分の冊子を仕上げたい。食事以外は、休憩時間も取らず、夢中に作業ができた。目には良くなかったが……。)