一年の恵みに感謝して
毎年、勤労感謝の日には一年の恵みに感謝して、村の神社で、神主さんを招いて神事を行っている。このような神事は、『春祭り』、『秋祭り』、『新穀感謝祭(新嘗祭)』の3回行われる。
各家庭から玄米を一升ずつを集めてそれを神前に供えるのだ。米を作っていない人は、米一升相当のお金を出すことになっている。
最近では、個人で米を栽培することが少なくなった。私も、組合で作っている玄米を袋に入れて出しているが、個人で作っているわけではないので、昔と少し意味合いが違ってきている。
神事の中では、各種団体代表が玉串奉奠を行っている。そして、神事の後は、「なおらい」と称して、参拝者が酒を酌み交わすことになっている。なお、準備は班のロ-テーションで行っている。
残念ながら、神社へ参拝する人の数は最近減っている。思い出せば、自分たちの子どもの頃は神社には親しみがあった。夏休みのラジオ体操は毎日、神社で行われていた。
また、秋の祭りは、今は一晩だけであるが、かつては、若い衆祭り、弓矢、本祭り、後祭りと4、5日はあったし、子ども相撲も行われ、土俵を作ること以外の運営は子どもたちだけで行っていたように思う。
風が吹けば、たき付けのために杉葉を拾い集めたものだ。今は、子どもたちが神社と関わるのは、祭りの準備と祭り当日の二日間ぐらいかも知れない。神社は遠くなりにけりだろう。せめて祭り当日だけでも、神社に関わってほしいものだ。
(日記 午前9時過ぎに神主さんが我が家へやって来る。しばし、歓談して神社へお送りする。新穀感謝祭(新嘗祭)の神事。午後、一時からは、親子太鼓の練習。今日は、主に、左義長太鼓の練習。午後4時より家内の父親の父母(祖父母)の法事。1時間半の読経の後、料亭で食事。その後、再び家内の実家へ戻り午後11時頃まで歓談。)