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草魂

23 10月

雑草の魂
『草魂』とは、元近鉄投手の鈴木啓示氏の造語であり、意味は、踏まれても踏まれても立ちあがる「雑草の魂」の略語であり、同氏の座右の銘である。

鈴木氏は、当時の弱小「近鉄球団」に属し、通算317勝を記録(歴代4位)した名投手であり、同氏を最後にプロ野球では300勝投手は現れていない。

また、同氏が近鉄球団で付けていた現役時代の背番号1は、パリーグ唯一の永久欠番であったが、近鉄球団がなくなり失効。

家のコンクリートの隙間で育つトマト。左は8月2日のトマト。右は今日のトマト。写真はだいたい同じ倍率。

家のコンクリートの隙間で育つトマト。左は8月2日のトマト。右は今日のトマト。写真はだいたい同じ倍率。

さて、話は変わって、自宅の家の基礎と土間のコンクリートの隙間にトマトが芽を出した。正に雑草の魂である。せっかく芽を出したトマトに敬意を表して抜かずに育てることにした。

といっても1本の割り竹で支柱をしたこと以外は何もしなかった。水もやらなかった。トマト、自立して育っていったのだ。

8月2日現在、トマトが一つ実をつけた。その後、赤く熟れた実を付けてくれたが。このトマトもこれで終わるだろうと思っていると、トマトはコンクリートの隙間で成長を続けた。

水もやらず、肥料もやらないのに時々日陰になる過酷な条件の中で、どんどん成長し、今日(10月23日)現在、写真のように実がたぶん百個近くつけているのではないだろうか。

畑で育てたトマトは、全部枯れてしまってシーズンを終えたのに、コンクリートと石の隙間で育った我が家のトマトは青々としている。

野菜育てに関して、このトマトから学ぶことがあるように思う。余計なことはしない。トマトは、それ自身が自ら生長しようとしているのだから。

トマトは、人間が勝手に、あれこれ手を加えるために、病気になったり、成長が止まったり、異常に成長して早く枯れてしまったりと、いろんなことが起こるのではなかろうか。

トマトの気持ちを理解せずに、勝手に手を加えることを反省しなければならない。トマトも私たち人間と同じ生き物なんだから、少しはその気持ちを理解しなければならない。

畑のトマトはとっくに枯れてしまったのに、コンクリートの隙間のトマトは、今誇らしげにたくさんの実をつけている。

畑のトマトはとっくに枯れてしまったのに、コンクリートの隙間のトマトは、今誇らしげにたくさんの実をつけている。

トマトの生命力に脱帽。肥料たっぷりの中で育つトマトと、1センチ足らずのコンクリートの隙間で育つトマト。どちらが、しっかり育つか、簡単には判断できない。人間も同様だ。

(日記 昨日、「来年、里芋を植える場所にマルチをかけるので出てほしい」と、組合の理事長から昨日電話。午前8時半に男女10数名が農舎前に集まり、畑へ移動して1本の長さが100mほどある畝にマルチをかけた。腰の痛む作業だった。午前中で作業終了。午後は、紙芝居制作の最終作業。午後4時過ぎに完成。約1ヶ月かかった。でも楽しかった。)

 
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