里芋収穫
わが片瀬の特産物といえば、昔から芋(里芋)とショウガと米だった。里芋は連作を嫌うことなどから、長い間作っていなかったが、ここ二年間、組合から畝を借りて作っている。
いろんなことを近くで作業する人から聞きながら、里芋を栽培しているが、最終的にはそれらのアドバイスに自分流のやり方を加えている。
特に、自家製の籾殻燻炭と六呂師から購入した牛糞堆肥をたっぷり入れるようにしている。そのせいかどうかはわからないが、芋もショウガも順調に育っている。
しかし、私が育てているのは販売目的ではなく、我が村の特産物を宣伝するためと、子供達や親戚や知り合いに送るためだ。心を込めて栽培したものを送ると喜ばれる。
今日は、兄弟や親戚に送るために家内と里芋を掘りとった。秋空の下、例によってラジオを聴きながらののんびりとした作業は気持ちが良い。
たまたま、赤とんぼを調査している市のMさんが林道の鍵を借りるために我が家へやってきた。鍵を返しに来た際、「里芋はどうですか?」と声をかけた。
「いただけるならありがたいです。妻が好きなもんですから。」とのこと。喜んでもらってくれる人には気持ちよくプレゼントできる。
明日はショウガを収穫するつもりだ。時間をかけて作ったものを収穫するのは最高の喜びだ。パソコンを離れて青空の下で働くのもまたいい。
(日記 午前中は、区の事務処理のため、大野市にある県の出先の林業部と市役所へ行く。午後は、里芋の収穫。夜は『じいちゃん勉強』。孫との楽しい時間を持つことができた。問題が解けた時の孫のにっこりした顔がいい。)