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雑草

19 7月

作物と雑草
  梅雨の時期になると雑草が一斉に成長する。畑の栄養を吸収してどんどん成長する。一方、作物は種から苗を育て、苗を畑に移植して育てる。あれこれ肥料を考え、雑草を取り、水をやったり追肥してようやく成長するのだ。

  作物によっては、途中で芽かきをしたり、支柱を立てたりしなければならない。また、作物に受粉をしなければならないこともある。また、作物は病気には弱いし、虫にも犯されることが多い。

雑草のようにコンクリートと基礎の石の隙間から芽を出し、生長しているトマト。今後どうなることやら。

  雑草は、場所を選ばず、過酷な条件でも成長する。田んぼや畑はもちろんのこと、道路でも土手でもどこでもたくましく成長する。アスファルトやコンクリートのわずかな隙間でもたくましく成長する。

  人間もよく似たところがある。過保護な環境で育った人間と、過酷な環境で育った人間には大きな差ができる。たくましさは、やはり厳しい環境で育った者の方が身に付きやすいように思う。

  かつて、弱かった近鉄で三百勝以上の勝ち星をあげた鈴木啓示投手は、座右の銘を“草魂(彼の造語らしい)”としている。雑草のような強い魂(気持ち)で勝負に臨むということだろうか。

  かつて、中学校のPTAの文化委員をしていたときに、私は同中学校のPTAだよりに『草魂』という名前を付けさせてもらった。たくましい中学生に育ってほしいという願いでそうしたのだ。

  話は変わるが、我が家の玄関先のコンクリートを基礎の間の隙間にトマトが生え、成長している。痩せてはいるが、雑草のようにたくましく育っている。そのうちに何とか支柱を立てねばと思うが、下はコンクリートなので困っている。

 いずれにしても、私たちは、雑草から学ぶことが多々あると思っている。温室育ちでは厳しいこれからの時代を生き抜けないような気がするからである。雑草を取りながらこんなことを考えた次第。

(日記 午前中は、和太鼓の曲の手直し。午後は、ショウガの畝とニンニクや玉ネゴを取った畝の草取り。少し時間が経つと、雑草はすぐ伸びる。日曜百姓でも、雑草には悩まされる。午後7時より9時までゲートボールの練習。年に一度だけ、猪野瀬地区の大会に出るために練習している。簡単なようで難しい。)

 
 

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