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猛練習すれど

09 9月

忘却との戦い
  合宿二日目。6時半起床。部屋の窓から、目の前に、雁が原スキー場のゲレンデが見える。「昼食まで個人練習!」ということで、練習場の雁が原ロッジの休憩所へ。各自個人練習。私もアドリブのメロディーを考える。

  午前7半、給食センターから運ばれた朝食を食べる。それにしても、昨日もよく練習した。夕食の懇親会でみんなビールを飲んだが、午後10時頃から再び練習。みんなやる気十分。まさに合宿だ。

雁が原のロッジで練習する『じいちゃんバンド』のメンバー。

  しかし、この年になると、昨日,練習しながら決めたエンディングなどは、忘れてしまっている者もいる。私の経験からも、この年になると完全に覚えたと思っても、次の日に忘れてしまっている場合が少なくない。

 「みんな物覚えは昔と比べると何倍も悪くなっているぞ。昔の何倍も練習しないと上手くいかないぞ」と私。別のメンバーは「練習の6割ぐらいしか本番では出せないと思った方がよい。」と話す。なんと言っても7人のメンバーは、最年長69歳の私以下、67歳、65歳のメンバーがほとんどだ。一番の若手が62歳。

  昔より、何度も練習しないと上手くいかない。しかし、メンバーの一人トランペットのA君のように、ずっと楽器に触れていなかったが、春以来毎日練習して確実に上達したという手本もあるのだ。まさに「毎日パワー」炸裂だ。この年になると、諦めずに何度も練習することが大切だと痛感する。練習によって進歩するのだ。

  頭で覚えるよりも、身体で覚えなければならないということかもしれない。この二日間、寝ている時間と食事の時間以外は、練習していた。やっぱりみんな音楽が好きだ。特に、ジャズは、みんな下手ながらも楽しんでいる。

  テーマのメロディーをみんなで同時に演奏するが、後は、一人一人が自分で考えたメロディー(アドリブ)を自由に演奏するのだ。素人にはアドリブと言っても、練習しておかなければ即興的には、演奏できないが、それでも、自分の想いは楽器で表現できる。

リズムが合わないので私が指揮をしながらの練習。年長者の務めか。

  静岡での『福井大学軽音楽部OB会演奏会』まで1ヶ月ちょっとになった。私は、昨年もオリジナル『足羽川慕情』を発表したが、今年もオリジナル曲を発表したいと思っている。まだ、詞も曲もできていないがタイトルだけは決めた。フォークソング調の『SIXTY』だ。

  ♪ 俺たちSIXTY 昔と比べりゃ できなくなったことを多いけれど
   俺たちSIXTY 自由な時間はたくさんある
       俺たちSIXTY   昔できなかったことが今はできる
   俺たちSIXTY  手が出なかった楽器もこの手にできる
   俺たちSIXTY 一緒に過ごせる仲間がいる
   俺たちSIXTY できないことを悩むより
   俺たちSIXTY できることにチャレンジしよう  
  俺たちSIXTY  まだまだ青春
   俺たちSIXTY  これから青春

   ……

  まだまだ、歌詞にはなっていないけれど、こんなことを歌にできたらと思う。下手でもメンバーで歌ってみたい。本番では、ハワイアンとジャズバンドで出演するつもりだ。ハワイアンバンドの方でこの歌を演奏したいと思う。

(日記 午前6時半から午後2時まで大学系音楽部福井バンドの合宿。午後2時から楽器を私の事務所へ運んで午後3時に解散。帰宅して少し昼寝。午後7時半より、『片瀬豊年ばやし』の練習。今年の祭りには、銭太鼓に挿入する芸を新作にするつもりで練習した。今日は第一回目の練習。練習すればまあまあのできにはなるだろう。本番の祭りが楽しみだ。)  

 
 

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