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Archive for 9月 3rd, 2011

親子太鼓から思うこと

03 9月

継続するには「子どもの力」は必要
   物事が続くかどうかは子どもによるところが大きい。最初二人の方から、「太鼓教えてもらえるんでしょうか」と尋ねられた。よく聞いてみると、保育園の子ども(5歳児)だという。

   少し早いなあとは思ったが、引き受けることにした。私は、人に何かを頼まれた場合には、よほどのことがない限り断らないことにしている。そうこうしているうちに、最近はかなり忙しくなってきている。

   太鼓の方は、原則として、毎週土曜日の午後4時から始めることにしている。親子太鼓なので子どもが一人増えると太鼓を学ぶ人の数は一気に増えていく。今日の練習には、5家族とその保護者が集まった。両親が来ている家庭もあったし、太鼓を習う子どもの兄弟も来ていて私のスタジオは芋の子を洗うようであった。

  どんなことでもそうだが、長い間継続しようと思ったら、子どもが取り組まなければならない。我が太鼓も、今若者達が活動しているが結婚などで先がどうなるか分からない。そんなとき、子どもが取り組んでいれば、その後を継ぐことができるのだ。

   これはまちづくりでも同じことだろう。年寄りだけで何かを頑張っていても、先は見えてしまう。そんなことを考えると、地域の存続の鍵は、子ども達が握っていると言っても過言ではない。子ども達が地域に残るかどうかにかかっているのだ。

   ということは、子ども達が地域の一員であると自覚できるように、私たちは子ども達を育てているだろうか。必ずしもそうはしていない。子ども達にとっては、地域に我が家があるだけで、地域に所属しているとの認識を持っているとは思えない。

   そのことを、私たちは、しっかり自覚していなければならないと思う。子ども達は、幼くても、劣ってはいないのだから、長い年月をかけて地域の一員であると自覚できるように育てなければならない。地域のいろんな行事においても、こどもたちを「お客さん」として扱うだけではなく、地域の一員として育てなければならない。

  二十数年前に私が始めた「春駒太鼓」も、存続するかどうかは、子ども達が和太鼓に取り組んでくれるかどうかにかかっている。そう考えると、今太鼓を学んでいる子ども達は、私にとっては大切な存在である。親子で、是非とも太鼓の楽しさを味わってもらいたいとものだ。

   11月の農業祭にデビューできればと思う。それまでに、子どもも保護者も舞台に立てるように指導していきたい。今後2ヶ月でどこまで上達させることができるかだ。

(日記 終日、「親父バンド」の楽譜書き。ドラムやベースなどのために楽譜を書くのだ。それと同時に練習用のCDを作るのだ。そうすれば各メンバーが独習できるからだ。一日中頑張ったが完成しなかった。それでも、めどは立った。夜、長女夫婦が子ども(孫)をつれてやってきた。一緒に夕食を食べた。)