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Archive for 8月 30th, 2011

臨機応変

30 8月

突然の稲刈り
   朝、家内と二人で絨毯を洗っていたところ、能事組合法人のMさんから電話がかかってきた。「身体空いているか?稲刈りの手伝いしてもらえんか」との電話だった。

  暇かと言えば、現役時代と同様に目が回るほど忙しい。しかし、どれもこれもはっきりとした「締め切り日」がない。多くのことは、自分がやりたいと思ってやっているだけだし、色々頼まれても、それは自分がやりたいことが多いので苦にはならない。

  私のスケジュールは、臨機応変に先延ばしすることができるのだ。「わかりました」と返事をして作業服に着替えて、軽トラックで法人の農舎へ向かった。

今日の稲刈りスタイル。軽トラックに袋を取り付け、コンバインから直接この中へ籾を入れるのだ。愛車と共に組合の農舎の前で記念写真。

  よく聞いてみると、当番になっていた人達が無断で休んだというのだ。連絡がうまくいかなかったのだろうか。今日は、当番でない者が、稲刈り機操作(オペレーター)1人、補助員二人ノ計3人だった。

  今日の私の役目は、稲刈り機が刈り残した稲を刈ること、軽トラックにコンバインで刈り取って脱穀した籾をJAのカントリーまで運ぶことだ。単純作業であるが、結構暑かった。

   一昨年までは、臨機応変に稲刈りに出るなどは考えられもしなかった。田んぼを預けて全て組合に丸投げであった。その恩返しというわけでもないが、今は自分の仕事を後回しにしても組合に役立つことであれば、積極的に参加したい。

  臨機応変に何でもできるというのは、長い人生の中で、昨年の4月からだ。地域のため、家族のため、自分のためにできることをやりたい。

  子ども達にとっては、いよいよ夏休みが終わる。しかし、私にはいつもが夏休みのような長期休暇であると言えなくもない。これらの時間を有効に使って生き甲斐のあることに励みたい。

(日記 午前中、絨毯洗い。途中で電話があり、村の稲刈りに出た。いい汗をかいた。身体は疲れたが気分は爽快であった。心地よい疲れだ。晩飯が美味しかった。食卓に並んだものは、ほとんど家庭菜園で穫れたものばかりだ。夕食のおかずは、「ナス、シシトウ、ニンニクの天ぷら」、「ササゲのごま和え」、「焼きピーマンの田楽」、「トマト」、「おくらのお浸し」、「カボチャの煮物」、「ニンニクのたまり漬け」、「蔓まくりの甘瓜とミョウガの浅漬け」、そして「魚」。魚以外は全て家庭菜園で穫れたものばかりだ。それに、デザートは「完熟いちじく」。妻曰く。「タンパク質さえ買えば後は畑のもので料理ができる」と。経済的にも結構助かっている。)