時間の使い方と断捨離
今日の午後6時より、勝山市の料理屋さんで『奥越春秋会(大野・勝山出身者で高校の校長を務めて退職した者の会)』を開催した。“開催した”というのは、私が幹事だったからだ。昨日までは孫の世話、今日は幹事、明日は家内と紙芝居。結構忙しい日が続く。
私も退職してから、1年と4ヶ月が過ぎた。退職直前は、「仕事を辞めたとき、急激な生活の変化で、気持ちが変になるのでは」と心配したものだ。それまでは、すべきことが自動的に決まっていて、何も考えなくても次から次へと仕事がやってくる感じだった。
退職したら、何から何まで自分で考えて行動することになるが、そんな生活に対応できるかという心配があったからだ。しかし、予想に反して、しなければならないことも結構あるものだ。
幹事の特権で、「最初の間は自席を立たないで、じっくりと料理を味わっていただき、会員の皆さんの“近況や最近はまっていること”などを聞かせていただきましょう。その後は、自由に動いて下さっても結構ですから。」とお願いした。
先輩と後輩が同席していると、何となく「あの人に酒をつがなければ」と考えてしまいがちで、ゆっくりと料理を味わっている余裕がないということになりかねないからだ。
一通り、みんなの話を聞くと、それぞれが今取り組んでいたり考えていることがよくわかり、その後酒を酌み交わしながらその話題を深めることができ、話が弾むのだ。実はこの方法は、これまで何度も実験済みのやり方だ。
退職直後は、新たな仕事に就いている者が多かった。しかし、その後は、地域の仕事や自分のやりたいことを見つけて生活している人も多かった。
家庭菜園に取り組む者、パソコンで音楽をする者(話が合った)、山仕事に励む者、子ども達と関わっている者、身辺の整理をしている者など、それぞれが充実した生活を求めていろんなことをしているようだった。
一方、「断捨離」について話題提供をする者も三人いた。身の回りの整理をしようにも思うようにいかないという感想を持つ者も少なくなかった。私も、身の回りのモノを捨ててすかっとした気分になりたいが、簡単にはできそうにない。
何もない部屋にあこがれる。しかし、何かをしようとするとモノが必要になる。音楽の場合なら、いつ何時どんな楽譜が必要になるかわからない。保存してあると何かと便利だ。こんなことを考えているからいつになっても、断捨離は実行できない。
(日記 午前中、孫達が使ったプールなどの後片付け。その後、奥越春秋会の資料作り。午後は、明日の紙芝居『白山平泉寺物語』の子供向け脚本作り。午後6時から市内の料理屋で『奥越春秋会』を開催。私は幹事のために午後5時に料理や行く。楽しい時間を過ごすことができた。)