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臨場感

15 7月

傍観者には見えない震災の悲惨さ
  戦時中、補給も滞るジャングルの中を行進する前線の兵士の苦労を、国内にいる政治家や指揮官には理解できたであろうか。

  武器も食料も十分でない兵士達に、現場を無視した作戦を実行するよう命令を下す上層部の現場感覚のなさが若い人達の命を失わせたのではないか。

  今の震災の悲惨さを、クーラーの効いた部屋の中であれこれ議論ばかりしている連中に理解できるのだろうか。おそらく、仕事を失い、身内を失い、瓦礫と化した町の中で苦労している住民の気持ちを政治家はあまりわからないのではないか。

  震災から4ヶ月が経ってると言うのに、段ボールで仕切られた蒸し暑い避難所で暮らしている人達の気持ちを理解できるのだろうか。あまり理解できていないように思う。

  満ち潮になれば、海水が入り込むまちの中、ウジがわき、ハエが飛び交い、悪臭が漂い、ライフラインも十分復旧していない中で、明日の暮らしの見通しさえ立たない人達の気持ちを政治家の皆さんは理解しておられるのだろうか。

  テレビで語っていた被災地の住民の「政治家も一度ここに住んでみてから復興を考えてほしい」という発言を聞くにつけ、あまりにも時間がかかりすぎる政治家の決断の遅さに憤りを感じる。

  福島原発の事故の全体像が明らかにならない中で、早々と玄海原発の再稼働の方向性を決めた佐賀県の知事や町長などの危うさ、そして九州電力のやらせメール。

  国策という名の下に、企業の利益が国民の安全性よりも優先されているようで腹立たしい。町長の兄弟が原発の仕事の多くを受注していたとう記事が新聞に載っていたが、やっぱりと思ってしまう。

  今日も、原発がなくなったら食べていけないと県内の民宿経営者が語っていたが、町そのものが、原発によってしか成り立たないと言うのも、悲しいことだ。

  そして、こうした現実が、福井県にもっとも当てはまるというのも悲しい。せめて原発のあるうちに、原発以外で地域が生きていける道を模索すべきであろう。

  机上の空論ではなく、被災地の皆さんの苦労を理解して、政策を立案してほしい。今のままでは、次から次へと新たな問題が発生し、復興の見通しが全く立たないのではないか。

  被災地の皆さんが、希望の持てる復興案を早く作り、一日も早く実現してほしい。それには、東京ではなく、現地で復興計画を立案しいてほしいと願う。「出でよ!、真のリーダー!」

法被の背中のデザイン

(日記:午前中は、和太鼓の練習用CD作り。村の郷土芸能である『片瀬豊年ばやし』の法被のデザインを考えてネットで注文した。あくまでも、「農」をイメージした衣装にしたい。午後は、ジャズの練習用CD作り。夜は、ゲートボールの練習。今度の日曜日に試合があるのだ。それにしても暑い一日だった。)

法被の襟の文字

 
 

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