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Archive for 6月 9th, 2011

全国レベルの平泉寺の存在

09 6月

常に中央の動きを察知
   来週の水曜日に実演する紙芝居『白山平泉寺物語』の制作の追い込みに入っている。紙芝居の制作に当たって、平泉寺に関係する人たちや関係する出来事、記述されている書物を調べてみると、どれもこれも全国級のものばかりである。

  たとえば、書物を見れば、かの有名な『平家物語』、『太平記』、『義経記』、『朝倉始末記』などんい平泉寺が登場する。どれを見ても、超一流の発行物である。全国誌に掲載されたということである。

 関係する人物などをあげると、比叡山延暦寺、平家・源氏、源義経、奥州藤原氏、後醍醐天皇、足利尊氏、斯波氏、新田義貞、豊臣秀吉、織田信長、朝倉氏、柴田氏、徳川家、加賀前田家、……これらの人たちと何らかの関係があったようである。

  また、日本の三名山の一つに数えられる白山との関係も特筆ものである。白山を開いたと言われる泰澄大師が平泉寺をつくりあげたからである。

紙芝居『白山平泉寺物語』に登場させる織田信長のイラスト。パソコンでタブレットを使って描いた。

 こうしたことを考えると、平泉寺は日本有数の宗教集団であったことが伺える。常に中央の情報をキャッチすることができる独自の情報網を持っていたのではなかろうか。また、中央の有力者も、平泉寺を無視することはできなかったのではなかろうか。

 また、平泉寺の焼き討ち以降、白山を巡って加賀藩と越前藩が常に争い、幕府の裁定を仰がなければ決着しなかったようである。特に、白山麓の領有権を巡っては決着がつかず、これらの地区を幕府直轄領としなければならなかったのである。

 いずれにしても、平泉寺を調べることは、常に、日本の歴史を調べることと同じであると、今回の紙芝居作りを通して痛感した次第である。

(日記:午前中、平泉寺ついて調べる。調

庭に咲いた一輪のバラの花。辺りが華やかになる。

べれば調べるほど疑問も出てきた。月曜日に、質問を一括して市の学芸員に教えていただくようお願いした。午後、法人から借りてる畝のショウガにマルチをまくってヌカをかぶせた。まだ、ほんの少ししか芽が出ていなかった。里芋はほとんど芽が出ていた。その後、自宅で育てている甘瓜と黒瓜の苗の植え替えを行い、さらに自分の家庭菜園で草取りや、耕耘作業を行った。帰宅してから、『白山平泉寺物語』に使う織田信長のイラストを描いた。この絵に背景をつけて、紙芝居に使うつもりである。)

 
 

久々の和太鼓練習

09 6月

「ふるさとの踊り大会」を盛り上げるために
  7月末に行われる「ふるさとの踊り大会」を少しでも盛り上げるために、直前に行われる「芸能発表」を魅力あるものにしたいと思っている。和太鼓もその一つではないかと思う。

  今日、久々に私の主宰する「越前勝山春駒太鼓」の練習を行った。全員、勝山高校で和太鼓を教えたことのある24歳の女性6人である。もう一人が参加するかもしれない。そして私と合わせて7人か8人で和太鼓チームを編成することになる。全員が社会人で、それぞれの仕事にがんばっている。勤務地も、3人が福井市であるために、帰宅も遅く、練習にも制限がある。

演奏する曲目の打ち合わせをする春駒太鼓のメンバー(私の事務所にて)。

  そして、彼女たちも、近い将来結婚したりしてそれぞれが忙しくなり、和太鼓を続けるのは困難になるであろう。何とか、彼女たちが頑張ってくれているうちに、原点に返って子供太鼓をは始めたいと思う。

  今日は、午後7時半から私の事務所で練習を始めた。先ず、来月、どの曲を演奏するのかを決め、それぞれのパートを決めた。今日は仕事の都合で一人が参加できなかった。

  今日の練習も楽しく見守ることができた。発表する7曲の内1曲は彼女たちに作ってもらいたいと思っている。みんなで創作の楽しみを味わってもらいたいと思う。そして、「ふるさとの踊り大会」を盛り上げてもらえればと思う。

 思えば、この「春駒太鼓」を創設したのは、越前大仏が建立される直前だった。勝山の子供達に何か郷土芸能を作ってやりたいとの思いからだった。この「春駒太鼓」を始めてから、かなり多くのグループの創設に関わった。

農業祭で演奏する「春駒太鼓」のメンバー(越前大仏特設舞台)。

  勝山高校、福井農林高校、県立盲学校、北郷若鷲太鼓、三室太鼓、九頭竜ワークショップのグループ等である。今、それぞれが独自に活動を続けているようである。頼もしい限りだ。

  これから、団員を募集して子供太鼓を始めることができればと思っている。汗を流しながら太鼓を打ち鳴らすのは文化系的な活動であると言うよりも体育系の活動に近いと思う。

(日記:午前、午後とも紙芝居『白山平泉寺物語』の制作を行う。難しい平泉寺の歴史をいかに手短にわかりやすくするかに苦労する。音楽入りで、読み手は家内と二人でやりたいと思っている。活動写真の弁士のようにやれればと思っている。午後1時から元同僚のSさんと会う。多少思い出話に花を咲かせる。その後、図書館へ行き、白山と平泉寺と一向一揆関係の本を10冊借りる。読めば読むほど興味がわいてくるが紙芝居に何を取り上げるかとても難し

一向一揆勢の立て籠もる村岡山に向かって兵を進める平泉寺の僧兵達(紙芝居「白山平泉寺物語」より)。

い。いかに話を簡単にするかで悩んだ一日でもあった。午後7時から私の創設した「春駒太鼓」の練習。忙しくも楽しい一日だった。)